研究課題/領域番号 |
19K03353
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 京都ノートルダム女子大学 |
研究代表者 |
空間 美智子 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 准教授 (00623406)
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研究分担者 |
伊藤 正人 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 客員教授 (70106334)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 社会性 / 衝動性 / 報酬の価値割引 / ASD児 / 報酬の遅延割引 / 社会割引 / 遅延割引 |
研究開始時の研究の概要 |
自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder: ASD)の社会的コミュニケーションの困難の背景にある要因について、報酬の価値割引の枠組み、特に利己性(利他性)を表す社会割引と、衝動性(セルフコントロール)を表す遅延割引に焦点を当てて、割引率という定量的測度を用いて検討する。さらに、本研究で得られたデータと、既存の知能検査、生育歴、療育歴等を個別に分析することにより、社会割引の枠組みを、ASD児の社会性のアセスメントツールとして適用するための課題を整理する。
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研究実績の概要 |
本研究では、ASDの社会的コミュニケーションの困難の背景にある要因について、報酬の価値割引の枠組み、特に利己性(利他性)を表す社会割引と、衝動性 (セルフコントロール)を表す遅延割引に焦点を当てて、割引率という定量的測度を用いて検討する。さらに、ASD児の社会性のアセスメントツールとしての適用可能性を検討することを目的とする。 2019年度から2022年度までは、それまでの研究の結果を再分析し、社会割引と遅延割引を測定するための報酬量や割引要因の条件について検討を進めた。その上で、報酬量や報酬の質の異なる複数の条件を設定し、ASD児およびADHD児の社会割引率と遅延割引率を測定した。また、同一参加児の社会割引と遅延割引を、一定の間隔で複数回測定し、これらの結果と、治療経過との関連について検討した。2023年度は、海外における研究滞在に伴い、2023年4月1日から2024年3月31日までの1年間、研究を中断した。 2024年度は研究を再開し、引き続き、ASD児およびADHD児を対象とした実験を実施する。特に、結果の個体差に関連する要因として、年齢、発達特性、治療経過を取り上げる。同時に、新たな研究協力先も確保し、縦断的にデータを収集できる体制を整える。また、定型発達児を対象とした調査を実施し、ASD児と定型発達児の社会割引を比較することで、ASD児の社会性に影響を及ぼす要因について検討する。2024年度は最終年度となるため、これまでの研究の成果を学会発表や論文として公表する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
1年間研究を中断したため。
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今後の研究の推進方策 |
小学校での調査実施に向けて、引き続き、研究協力先の小学校と情報共有を図りながら、準備を進めておく。現在、研究を実施している医療機関に加え、別の医療機関にも研究協力を依頼し、研究対象者を追加する。
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