研究課題/領域番号 |
19K03364
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) |
研究代表者 |
佐久間 尚子 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (70152163)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 高齢者 / 生活行動 / 住民調査 / 認知機能 / 自己評価 / 生活機能 / 疫学調査 / 日常生活 / 行動頻度 / 縦断研究 / 大都市住民 / 地域在住 |
研究開始時の研究の概要 |
独居高齢者や高齢者のみ世帯が増えている現代においては,高齢者ができるだけ生活機能を維持し,住み慣れた地域で健康に自立して暮らす社会が望まれる.本研究では,大都市に暮らす高齢者の健康と生活実態に関する縦断調査を行い,地域で暮らし続けられる高齢者の生活機能とその背景要因を明らかにする.そして,高齢者が自身の生活を点検し維持するのに役立つ高齢者向けの新しい生活機能評価法を開発する.
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研究成果の概要 |
高齢者が地域で暮らし続けるための基本的な生活機能を検討する目的で、高齢者が日常「している」行動を調べた。都市部在住高齢者1,143名(平均年齢 77.9歳)に、朝起きてから寝るまでの6領域「起床、食事、家事、交流、情報、就寝」の計33項目について、自分でする頻度を5段階(4.毎日~0.していない)で評定してもらった。その結果、33項目の合計点は女性で高く、家族構成(独居、夫婦、他同居あり)によって上位項目が異なった。日常の生活行動は家庭内の役割によって異なる一方、高齢期の家族構成によって安心安全な暮らしの状況が異なる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
独居高齢者や高齢者のみ世帯が増えている現代において,高齢者ができるだけ生活機能を維持し,住み慣れた地域で健康に自立して暮らす社会が望まれる.しかし、従来の生活機能評価は、主に能力(できるか否か)や自立の側面に焦点があり、実際の行動頻度の側面の評価法は確立されていなかった。本研究では,高齢者の「している」生活機能(行動頻度)を測る簡便な評価法を開発し、高齢者が自らの生活を点検し、持てる生活機能を維持するのに役立ちうる生活機能評価法を提案する点で意義がある.
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