研究課題/領域番号 |
19K03366
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10040:実験心理学関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
山岸 侯彦 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (70286136)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | がん治療 / Shared decision making / 治療楽観性 / リスク知覚 / 意思決定 / がん / リスクテイキング / 国際比較 / 認知心理学 / 個人差 |
研究開始時の研究の概要 |
日本,米合衆国,英国,ブルガリアでデータ収集を行う事により,心理構成尺度の国際標準化を行い,国際貢献樹立を目的とする。 【第一段階】第一段階アンケートは研究代表者および研究協力者の所属先近郊で収集する。 【第二段階】第一段階データで得た日米英勃共通の因子構造から,各因子の代表項目を国際標準化版質問項目として選定する。第二段階のハイリスク志向測定アンケートにより,日米英勃国でデータを再収集する。日米英勃因子分析結果より,「国際標準ハイリスク志向尺度」を作成する。 第三段階】「国際標準ハイリスク志向尺度」のアンケート回答を得る。回答者を初発者と再発者に分け,病歴別に尺度得点を標準化する。
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研究成果の概要 |
本課題は当初、令和元年から三年を予定していた.令和元年の目標中,日本,米国及び英国・勃国のがん患者の協力を得て質問紙調査の項目選定までは実現した.令和元年末より地球規模で新型コロナウィルスが猖獗を極め,四カ国にて,目的であったデータ収集は不可能であったため,最終年度を一年延長した.令和五年五月現在,諸外国でCOVID-19対策が全廃され,データ収集は、令和五年に実施を始めている.研究期間全体を通じて実施した研究の成果としては、国際学会発表に留まるが、成果と呼ぶべき研究活動令和五年には,国際学会発表の継続,査読付き国際学術誌への論文投稿及び掲載などが企画されている.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん患者の希求であるハイリスク志向程度は,未だにがん医療者が心得る知見ではない。現状は,日本胃癌学会や日本乳癌学会が個別に「診療ガイドライン」を作成,あるいは「認定遺伝カウンセラー」が患者の遺伝情報から適切な治療を選ぶ等の取り組みがある。厚生労働省の「がん対策推進基本計画」基盤整備は「がん教育・がんに関する知識の普及啓発」を目標とする。これら共通目的は医学に無知な患者の啓蒙である。医学的取り組みにとって,患者は客体である。本研究は,患者の主体的・自発的な欲求を汲み取ることを目指す点で,既存の闘病方法論と一線を画する。加えて,日米英勃という並列比較によりがん患者の治療法選好を国際知見とする。
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