研究課題/領域番号 |
19K03378
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10040:実験心理学関連
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
高橋 雅治 旭川医科大学, 医学部, 教授 (80183060)
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研究分担者 |
池上 将永 旭川医科大学, 医学部, 准教授 (20322919)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ユマニチュード / 行動分析 / オペラント / 認知症 / オペラント条件づけ / 介護 |
研究開始時の研究の概要 |
認知症患者のケアの手法としてのユマニチュードの効果を評価する手法を開発するために,まずフマニチュードを構成する150 以上のメソッドを応用行動分析の手法を用いて再定義する。次に,応用行動分析の手法を用いて介護者が行ったユマニチュードの技法(反応)と患者の状態の変化(結果)を同時に記録する評価票を開発する。さらに,この評価票に,ユマニチュード実習を受講する医学部生や介護職員に利用してもらうことで,認知症患者のケアにおけるユマニチュードの効果についてのエビデンスを得る。
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研究成果の概要 |
ユマニチュードを構成する見る、話しかける、触る、立たせるという4つの手法の効果を検討した過去研究が分析された。その結果、これら4つの技法が介護者と被介護者に及ぼす効果を検討した量的研究はほとんどないこと、および、介護者と被介護者の行動はオペラント行動として記述することが可能であることが示された。したがって、ユマニチュードの介護者と被介護者の行動をオペラント行動として記述し、それらの相互作用を記述するモデルを構築する必要があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、見る、話しかける、触れる、立たせるという4つのユマニチュード技術の効果が定量的に解明される。それにより、今後の介護者教育がエビデンスに基づいてより効率化され、介護技術全般の質の向上がもたらされることが期待される。
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