研究課題/領域番号 |
19K03379
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10040:実験心理学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
佐野 一広 筑波大学, 人間系, 客員研究員 (60736081)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 社会行動神経回路 / 性ステロイドホルモン / エストロゲン受容体 / 性差 / 性行動 / 攻撃行動 / ERα / ERβ / 社会行動 / 思春期 / エストロゲン受容体アルファ / エストロゲン受容体ベータ / 内側扁桃体 |
研究開始時の研究の概要 |
申請者はこれまで、思春期における内側扁桃体でのERαを介したテストステロンの作用が、成体雄マウスの性特異的な社会行動表出の基盤となる神経回路の構築に不可欠であることを行動学的・解剖学的に明らかにしてきた。しかし、思春期にテストステロンの作用によって引き起こされる構造的変化が雄の社会行動を司る中枢神経機構にどのような機能的変化をもたらすことで、行動的発達を支えているのかについては未だ不明な点が多い。本申請研究は、内側扁桃体での思春期における性ステロイドホルモン作用による社会行動神経回の性特異的な機能構築のメカニズム解明に迫る。
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研究成果の概要 |
本課題では、性ステロイドホルモンによる社会行動神経回路の機能的性差形成のメカニズムの解明を目指し研究を進めてきた。その結果として、思春期における視床下部腹内側核でのエストロゲン受容体(ER)αを介したテストステロンの作用が、雄の性行動表出の基盤となる神経回路の構築に不可欠であることを突き止めた。また、雌雄それぞれの社会行動神経回路上でのERαおよびERβが出生後から成熟期にかけて、性別特異的、脳領域特異的に変化していくこ工程を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトを含む多くのほ乳類では、社会性や情動性に性差が存在し、その違いは劇的なホルモンバランスの変化と急激な身体的成長が起こる思春期を境により顕著なものとなる。しかし、その性別特有な機能の発達メカニズムは未だ完全には解明されておらず、本研究の成果は、出生から思春期において雌雄の性に特徴的な社会性や情動性の基盤となる脳内機構がどのように構築されていくのかを知る上で重要な手掛りとなる。
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