研究課題/領域番号 |
19K03811
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分14030:プラズマ応用科学関連
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
洲鎌 亮 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (00779457)
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研究分担者 |
豊田 宏光 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (50514238)
折田 久美 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 博士研究員 (40748597)
白藤 立 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 教授 (10235757)
呉 準席 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 教授 (90533779)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 低温大気圧プラズマ / 骨欠損 / 骨新生 / ウサギ / 人工骨 / 骨再生 / 骨折修復促成 / 人工骨材料 |
研究開始時の研究の概要 |
骨折は、小児期から高齢期、全ての年齢層における健康上の大きな問題の1つである。特に超高齢社会においては、要介護の主要因の一つとなっている。本研究の目的は、骨折治療期間の短縮を目的とした新しい新しい治療戦略の創出することで国民の健康寿命延長に寄与する技術を革新することである。近年著しい技術革新が行われている低温大気圧プラズマ技術を骨折治療や骨再生治療に応用することで治療期間短縮を目指したい。
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研究成果の概要 |
本研究ではウサギ尺骨欠損モデルを用い、骨欠損部へ低温大気圧プラズマ照射をした群としない群で新生骨の再生に違いがでるかどうかを比較しました。 その結果、プラズマ照射時間を5分、10分、15分と変えたプラズマ照射群では、どれも新生骨の再生が確認されました。また、10分照射した群で、コントロールのプラズマを含まないガスを照射した群に比べて8週間後に最も新生骨量が多くなる結果が得られました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で示された低温大気圧プラズマ照射による骨再生促進作用は、整形外科や歯科口腔領域、脳神経外科などの医療分野において骨折治癒期間の短縮、骨欠損部の確実かつ効率的な修復の実現に利用可能な技術になります。低温大気圧プラズマ照射は、既存の生体組織の構造を維持したまま方面改質をもたらす可能性があり、開発した照射装置は手術中に使用できる装置として骨形成能を促進する医療機器になり得るのではないかと考えます。
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