研究課題/領域番号 |
19K03857
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分15010:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する理論
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
前田 恵一 早稲田大学, 理工学術院, 名誉教授 (70199610)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 一般相対性理論 / 重力波 / 階層的三体系 / ブラックホール / ダークエネルギー / 修正重力理論 / 時空特異点 / von Zeipel-Lidov-Kozai機構 / AdS/CFT対応 |
研究開始時の研究の概要 |
重力を時空の幾何学として捉える一般相対論は宇宙論、ブラックホール、重力波というまったく新しい研究分野を開拓した。本研究では三体重力系のような非可積分系のダイナミクス、特にそのような系から放出される重力波の解析により、重力の新しい側面を明らかにする。一方、超ミクロの世界と超マクロの世界の両極端で人類は大きな謎に遭遇しているが、本研究では一般相対論を超える理論や考え方によってこれらの謎解明に迫る。
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研究成果の概要 |
ビッグバン宇宙論の成功や重力波の発見により、一般相対性理論は相対論的重力理論として益々正しいものと考えられる様になっている。その一方で、宇宙初期やブラックホール内部の特異点の存在はその修正を余儀なくしている。また、現代宇宙論の最大の謎であるダークエネルギー問題解明のために,修正重力理論などの研究が盛んに行われるようになっている。本研究では、様々な相対論的重力現象を解析することで、重力の本質解明に取り組んだ。 特に階層三体系のダイナミクスとその重力波の解析において2つの新しい観測可能な現象を発見し、また最小修正重力理論がダークエネルギー問題の説明を与える可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重力研究の進展は新しい物理学誕生につながる可能性を秘めており,ダークエネルギー等の現代宇宙論の最大の謎の解明への第一歩となる研究は学術的に大きな意義がある。
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