研究課題/領域番号 |
19K03884
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分15020:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する実験
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
野中 敏幸 東京大学, 宇宙線研究所, 助教 (30506754)
|
研究分担者 |
荻尾 彰一 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (20242258)
さこ 隆志 東京大学, 宇宙線研究所, 准教授 (90324368)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
|
キーワード | 宇宙線物理学 / 超高エネルギー宇宙線 / 粒子検出器 / 空気シャワー / ハドロン相互作用 |
研究開始時の研究の概要 |
超高エネルギー宇宙線の観測には宇宙線が大気中で生成する空気シャワー現象の正確な計算が必要となる。 本研究は、空気シャワー現象中の電子-ミューオンの弁別測定が可能な検出器、データ取得システムを制作し、LHC加速器実験と同じエネルギーでの空気シャワーモデル計算の検証を可能にする測定技術を確立する。 そのために、既存の空気シャワー観測装置と連動する新しいデータ収集システムを整備し、2年間の運用をおこなう。先行研究で報告されている "ミュー粒子数異常"と観測結果の比較を行う。これらの開発と解析を通し将来の"陽子 "-" 大気""衝突を選択的に選んだ空気シャワーモデルの検証を可能にする手法の一式を確立する。
|
研究成果の概要 |
将来の大気蛍光望遠鏡と連動した、”陽子”-“ 大気”衝突を選択的に選んだ空気シャワーモデルの検証が必要である。 本研究では、複数のセグメントで構成した鉛サンドイッチ型検出器(鉛-検出器) と、コンクリート遮蔽の下に備えられた検出器(コンクリート-検出器) の両方を用い、2次シャワー粒子の弁別測定を行う. そのための実際に屋外で測定する検出器の設置と、データ取得システムの開発をおこなった。渡航困難な時期、現地での作業が困難な時期があり、安定稼働するシステムの設置と、得られたデータの空気シャワーモデルとの予備的な比較を行うことはできなかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
将来の大気蛍光望遠鏡と連動した、”陽子”-“ 大気”衝突を選択的に選んだ空気シャワーモデルの検証が必要である。 本研究では、複数のセグメントで構成した鉛サンドイッチ型検出器(鉛-検出器) と、コンクリート遮蔽の下に備えられた検出器(コンクリート-検出器) の両方を用い、2次シャワー粒子の弁別測定を行う. そのための実際に屋外で測定する検出器の設置と、データ取得システムの開発をおこなった。また、そのための検出器の制作、インフラの存在しない場所での観測拠点の設営、市街地までのデータ転送の方法など将来必要になる知見を得た。
|