配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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研究実績の概要 |
様々な分子雲コアを取り巻く湾曲磁場を発見し、これまでに6編の学術論文として出版した([FeSt 1-457] Kandori, R. et al., 2020, ApJ, 888, 120; [CB81/L1774] Kandori, R. et al., 2020, ApJ, 890, 14; [B68] Kandori, R. et al., 2020, PASJ, 72, 8; [B335] Kandori, R. et al., 2020, ApJ, 891, 55; [BHR71] Kandori, R. et al., 2020, ApJ, 892, 128; [SL42/CrA-E] Kandori, R. et al., 2020 ApJ, 900, 20)。これらの成果は、南アフリカ天文台で運用中のIRSF/SIRPOLを用いた星間偏光・星間磁場の赤外観測に基づいている。6天体は、それぞれが異なった環境や星形成段階にあるため、天体毎に独立した論文として報告した。孤立した星なし分子雲コアのFeSt 1-457に付随する砂時計型磁場構造を発見し、星なしボック・グロビュールのB68に付随する砂時計型磁場構造を発見し、原始星を形成中の星ありボック・グロビュールのB335に付随する砂時計型磁場構造を発見し、星なし分子雲コアのCB81/L1774に付随する質量中心と磁場中心の位置がオフセットした砂時計型磁場構造を発見し、原始連星を形成中の星ありボック・グロビュールのBHR71に付随するU字型磁場構造を発見し、原始星を形成中の星あり分子雲コアのSL42/CrA-Eに付随するU字型磁場構造を発見した。このように、コア・スケール(数千から1万au程度)の湾曲磁場が様々な天体に付随する様子が見え始めてきており、星形成における磁場の役割の解明への足場が出来上がりつつある。
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