研究課題/領域番号 |
19K04065
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分18010:材料力学および機械材料関連
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研究機関 | 北見工業大学 |
研究代表者 |
吉田 裕 北見工業大学, 工学部, 教授 (30626122)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 放射光 / 白色X線 / 単結晶 / 残留ひずみ / 透過型電子顕微鏡 / 4点曲げ試験 / 純曲げ区間 / マグネシウム単結晶 / 放射光白色X線 / 透過ラウエ法 / SEM-EBSD / 透過白色X線 / ラウエ回折 / 放射光白色X線 |
研究開始時の研究の概要 |
マグネシウム(Mg)系材料は、構造用の金属材料として最軽量であることから家電、自動車および医療の分野において、実用化が期待されている。しかしながら、Mg系材料は特殊な結晶の回転からなる変形挙動がみられるため材料内部の残留ひずみ分布が複雑となる。本研究では放射光白色X線を用いてMg単結晶の4点曲げ試験中のラウエ回折測定を実施し、変形中の各格子面のひずみ測定を行うことで、Mg系材料の変形挙動の解明及び延性損傷評価法の高度化を目指している。
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研究成果の概要 |
本研究では、放射光白色X線を用いてAZ31Bマグネシウム(Mg)合金の4点曲げ試験後の結晶の回転とひずみ分布、及び透過型電子顕微鏡を用いたミクロ構造解析から変形の詳細について報告した。また、放射光透過ラウエ法により4点曲げ試験中のMg単結晶の回転とひずみの逐次測定を行なった。さらに、逐次計測のための小型4点曲げ試験機を開発し、その走査型電子顕微鏡法/電子線後方散乱回折法によって得られた結果を提示した。これらの評価法がMg合金の延性損傷評価のため有用であることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Mg系材料は、構造用の金属材料として最軽量であることから家電、自動車および医療の分野において、実用化が期待されているが、Mg系材料は特殊な結晶の回転からなる変形挙動がみられるため材料内部の残留ひずみ分布が複雑となる。材料破壊の観点からプレス加工などにおいて、材料内部の残留ひずみを把握することが重要である。本研究成果はMg加工精度の向上に寄与すると考えられる。
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