研究課題/領域番号 |
19K04135
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分18020:加工学および生産工学関連
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研究機関 | 富山高等専門学校 |
研究代表者 |
山本 久嗣 富山高等専門学校, その他部局等, 准教授 (80734409)
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研究分担者 |
西田 均 富山高等専門学校, その他部局等, 特命フェロー (00390435)
池田 愼治 公立小松大学, 生産システム科学部, 准教授 (50361126)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 磁気混合流体 / 精密研磨 / 磁場・電場 / 研磨効率 / 砥粒制御 / 磁気クラスタ / 高能率研磨 / 機能性流体 / 精密加工 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は磁気機能性流体を用いた精密加工法において,電場と磁場の相乗作用を利用することで加工圧の増大と加工面へ作用する砥粒量の増加からなる高能率化の検討を行う.加えてこの技術をこれまで形状精度を保った仕上げが困難であるといわれる穴内面,円筒内面やポケット内面高能率仕上げへ応用することで新たな加工理論の構築と加工装置の開発を行うものである.
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研究成果の概要 |
砥粒を含む磁気混合流体を加工液(MCF加工液)として使用した加工法を平板ならびにポケットを対象に磁場に加えて電場を印加したときの精密研磨の特性を明らかにした.平板研磨においては,磁場のみの研磨よりも磁場と電場を同時に印加した場合の方が表面粗さは向上した.ポケット底面と側壁の同時研磨を実現するためには,それぞれ工具と研磨面の隙間間隔とせん断速度を最適にした工具およびワークの設計が必要となることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MCF加工液を用いた研磨において磁場に加えて電場を同時に作用させることで砥粒の配置制御が可能となることが示された.このことは複雑な形状を有する等のために従来の研磨法を適用することが難しい製品への自動研磨の可能性を見出す技術であると考える.また,目的の研磨物に適した工具形状を設計することで角部等への研磨の可能性を示すことができたと考える.
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