研究課題/領域番号 |
19K04173
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分19010:流体工学関連
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
小原 弘道 東京都立大学, システムデザイン研究科, 准教授 (80305424)
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研究分担者 |
松野 直徒 旭川医科大学, 医学部, 特任教授 (00231598)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 機械灌流 / 臓器移植 / 臓器工学 / 機能評価 / 可視化 / 臓器機械灌流 / 移植医療 / 流れの可視化計測 / 近赤外計測 / 臓器再生 / 臓器機能評価 |
研究開始時の研究の概要 |
提供臓器不足は移植医療の大きな課題である.このような臓器に対して機能維持を図りさらには機能回復再生を目指す機械臓器灌流技術があり,臓器機能を再生し移植へつなぐために移植用臓器の評価技術の革新が求められている.本研究では,臓器内に灌流液を灌流する臓器機械灌流技術を用い,機能再生した臓器の定量的な評価技術確立のため,臓器深部の肝細胞の代謝も含め可視化可能な近赤外域領域情報を活用・融合し,ミクロ,マクロのマルチスケール計測により臓器機能を評価可能な臓器内流動・代謝融合可視化法を提案し,臓器移植のための機能評価技術を確立する.
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研究成果の概要 |
確立された医療である臓器移植の唯一の課題は,提供臓器の不足であり,移植条件の悪い臓器や心停止後に提供される臓器を移植に適用するための研究が求められている. 本研究では,臓器機能保存や機能回復が可能な臓器灌流技術を用いて臓器機能の定量的な評価技術を提案した.臓器の機能評価手法は近赤外域の蛍光を利用するICG蛍光法と時空間温度流動計測法を融合し,流動情報,代謝情報と合わせミクロ,マクロな計測を融合した臓器内流動代謝融合可視化法を導入した.本手法により臓器移植のための機能評価技術を確立への基礎的な知見を整理し,本技術の有用性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は従来の技術では移植につなぐことに課題のあった臓器を移植前に評価することを可能とすることを可能とするものである.社会的な意義として,移植可能臓器数の拡大を図ることができるのみならず,移植することのできなかった心臓停止後に提供される臓器の移植をおこなうための重要な機能評価を可能とする.従来は届けることのできなかった臓器を届け,一つでも多くのいのちをつなぐことを可能とするものである.また,学術的には体外に取り出しされた臓器を統合的に機能評価可能とすることにより,今後の再生医療研究の発達のために必要な基盤技術として,また体外での臓器構築のための研究技術として重要なものである.
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