研究課題/領域番号 |
19K04347
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21010:電力工学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
福井 聡 新潟大学, 自然科学系, 教授 (70293199)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 誘導加熱 / 高温超伝導コイル |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,申請者が提案する高温超伝導コイルを用いた回転型アルミ誘導加熱装置の実用化に向けて,そのキーコンポーネントであるHTSコイルシステムに関する技術的課題を解決するため研究を行う。本提案装置に使用するHTSコイルシステムに要求される高安定性・高運転信頼性を得るために,我々の提案する集合導体を用いた無絶縁コイル方式(集合導体NIコイル)を適用することにより,実用コイルが見通せる規模のモデルコイルを開発し,高安定性・高運転信頼性を確保してつつも,装置に必要な磁界安定性が得られるHTSコイル構成技術を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究では,申請者が提案するHTSコイルを用いた回転型アルミ誘導加熱装置の実用化に向けて,その最重要要素であるHTSコイルシステムに要求される高安定性・高運転信頼性を得るために,提案する集合導体を用いた無絶縁コイル方式の有用性を検証するとともに,HTSコイルを用いた誘導加熱装置可能な実用コイルシステムを例証することを目的とする。小型コイルによる局所的常伝導転移時の通電特性を実験・解析の両面から検証した。その結果,本手法の非円形コイルへの適用が可能であることを示した。また,市販ベースの線材を利用するという条件下で,実用装置に適用可能なHTSコイルシステムの開発及び性能評価を行ことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,市販ベースの線材と一般的な冷却システムの利用という条件下で,HTSコイルを用いた誘導加熱装置に適用可能な実用コイルシステムの開発及び性能評価を行ことができた。本成果は,一般の産業応用HTS機器に広く適用可能なものであり,HTS応用機器の実用化・普及に大きく貢献できると期待される。
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