研究課題/領域番号 |
19K04371
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21020:通信工学関連
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研究機関 | 新潟国際情報大学 (2020-2021) 新潟大学 (2019) |
研究代表者 |
宮北 和之 新潟国際情報大学, 経営情報学部, 講師 (10588289)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 情報フローティング / 情報フェリー / エピデミック通信 / 複数の移動体流 |
研究開始時の研究の概要 |
移動端末による直接無線通信だけで情報を拡散するエピデミック通信において,無駄な情報拡散を防ぐために情報を拡散させる領域を限定する手法である情報フローティングが提案されている.本研究では,複数の移動体流(自動車と無人航空機など)が存在する場合に,移動体流間で情報を運び情報フローティングを開始・継続させるための手法を開発する.ここでは,エピデミック通信において情報を効率的に運ぶことに特化して考案された特殊移動端末である情報フェリーを活用した手法を開発する.
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研究成果の概要 |
情報フローティングとは,移動端末による直接無線通信だけで情報を拡散していくエピデミック通信において,情報を拡散させる領域を限定することによって,無駄な情報拡散を防ぎつつ所望の地域だけに情報配信を行うという手法である.複数の移動体流が存在する場合,地理的に離れた移動体流において情報フローティングを開始・継続させるためには他の移動体流から情報を運び込む必要がある.本研究では,エピデミック通信における特殊移動端末として考案された「情報フェリー」を活用することにより,複数の移動体流が存在する場合においても情報フローティングを実現するための手法を開発し,その有効性を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,大規模災害時のように移動体流が分断されたような状況における,効率的な情報拡散・共有のための手法の開発を行っている.このため本研究は,安全・安心な生活への貢献が期待でき,実用的・社会的な意義があると考えられる.また本研究では,情報フェリーと情報フローティングの同時最適化に関する理論研究も行っており,これは新しい移動ネットワーク理論の研究に繋がるものであり,学術的にも意義があると考えられる.
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