研究課題/領域番号 |
19K04393
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21020:通信工学関連
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
川井 明 (孫為華) 滋賀大学, データサイエンス学系, 准教授 (40517520)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 高度交通システム / 渋滞解消 / 交通流予測 / 交通改善 / 駐車場ナビゲーション / 交通量負荷分散 / 駐車案内 / 最適駐車経路 / 渋滞負荷分散 / 駐車場経路案内 / 最短時間経路 / 負荷分散 / 渋滞軽減 |
研究開始時の研究の概要 |
商業施設の大型駐車場でよく渋滞が起きる。来場者に空満情報を提示しても、店舗入り口に近い場所に駐車したい者が多いため、人気エリアでの渋滞は回避しにくい。本応募では、来場者の駐車所要時間及び歩行時間を含むトータル時間が最短となる駐車経路を案内するシステムを提案する。施設のサーバは来場者が入場の際に(またはその前の段階から)、トータル時間が最短になる経路を案内する。サーバ側で場内の通路と駐車ゾーンの負荷を分散できる経路をリアルタイムに算出する。これらの経路に複数の駐車ゾーンが含まれており、かつ渋滞と思われるエリアを回避したものであり、これに従えば最も来場者の時間が節約される。
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研究成果の概要 |
本課題は大型立体駐車場を想定した環境で、駐車所要時間と駐車確率両方の観点において、大量ある来場車両の最適な駐車ルートを案内する手法の提案である。 本手法では、施設のサーバは来場者が入場の際に(またはその前の段階から)、トータル時間が最短になる経路を案内する。サーバ側で場内の通路と駐車ゾーンの負荷を分散できる経路をリアルタイムに算出する。これらの経路に複数の駐車ゾーンが含まれており、かつ渋滞と思われるエリアを回避したものであり、これに従えば最も来場者の時間が節約される。 各年度は研究計画に沿って目的を達成しており、最終研究成果をIEEEトランザクションで論文(IF9.551)を発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大型商業施設などの駐車場での駐車渋滞は頻繁に発生する現象である。駐車場では一度渋滞に巻き込まれれば、通路の設計によっては脱出できない場合が多く、長い時間渋滞に身を置くことになるため、燃料や時間の損失以上に、来場者は気分の悪化により購買意欲が減退しやすい。 効率の良い駐車ルートの案内や到来する来場者を予測して駐車場利用の最適化を実施することで、来場者の時間ロスを軽減するだけでなく、気持ちの良いショッピング体験を与えることによって、利用者に生活品質・提供者に経済効果の観点でともに受益させることができる。 本研究の最終成果としてジャーナル論文1本、国際会議論文1本、国内研究会論文7本を挙げた。
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