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多波長レーザースペックルを用いた血管厚さと血流速さの同時計測に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K04413
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分21030:計測工学関連
研究機関明治大学

研究代表者

澤野 宏  明治大学, 理工学部, 専任准教授 (40514295)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード血管計測 / 血管厚さ / 血流 / レーザースペックル / 多波長計測 / 赤外レーザ / 多波長レーザー / 他波長計測
研究開始時の研究の概要

本研究では,血管厚さと血流速さの同時計測の実現を目的として,複数の波長のレーザースペックル情報から,血管厚さと血流速さの情報を分離することにより,血管厚さと血流速さの同時計測を可能とする計測方法を開発する.また,開発した計測方法を用いて,人体に負荷をかけることなく手軽に血管厚さと血流速さの計測が可能な血管情報計測プローブを開発する.

研究成果の概要

本研究では,血管厚さと血流速さの同時計測の実現を目的として,複数の波長のレーザースペックル情報から,血管厚さと血流速さの情報を分離する方法を提案した.
血管を模した流路を持つ血管厚さ計測原理評価実験装置を製作し,420nmと780nmの2波長レーザースペックルを用いた計測実験を実施した.実験結果から提案する計測方法により原理的に血管厚さと血流速さの同時計測が可能となることを明らかにした.
さらに,780nmと850nmの2波長の赤外レーザースペックルを用いて同様の実験を行い,2波長の赤外レーザースペックルからでも血管厚さと血流速さの同時計測が可能であることを示した.

研究成果の学術的意義や社会的意義

血流は大切な生体情報であり,非侵襲で高精度な血流の計測は重要な役割を持っている.出力が小さく,透過性を持つ赤外レーザを照射することにより,人体に負荷をかけることなく血流の速度を計測することが可能である.血管の厚さを計測することが可能になれば,血管の閉塞などの情報を得ることができるが,レーザが血管まで到達すると,血管厚さと血流速さの両方の情報がスペックルに反映されるため,レーザースペックルによる血管厚さの計測は困難であった.本研究は2波長レーザを用いることで血管厚さと血流速さの両方の情報を同時に得ることを可能にするものであり,日常的な健康管理機器への応用が期待できる.

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] レーザースペックルを用いた流動層厚さと流速の同時推定に関する基礎研究2020

    • 著者名/発表者名
      澤野 宏, 鬼沢 紳太郎, 飯田 将史, 小檜山 俊介
    • 雑誌名

      実験力学

      巻: 20 ページ: 165-172

    • NAID

      130007921960

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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