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湿式プロセスによる硫化銀薄膜と金属ナノ粒子を用いたフレキシブル可視光光電センサ

研究課題

研究課題/領域番号 19K04524
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分21060:電子デバイスおよび電子機器関連
研究機関地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター

研究代表者

海老澤 瑞枝  地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター, 開発本部マテリアル応用技術部材料技術グループ, 上席研究員 (00510893)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード光導電 / 薄膜応用 / 硫化銀 / センサ / フレキシブルセンサ / 金属ナノ粒子
研究開始時の研究の概要

無機材料は安定性や耐久性に優れるものの,その成膜には一般的に真空・高温環境を必要とする.そのため,有機材料に比べて無機材料を用いたデバイスのフレキシブル化が遅れている.本研究では,硫化銀薄膜の光導電特性に着目し,硫化銀薄膜の特性と光導電特性の関係を解明し,湿式プロセスで実用的なフレキシブル光電デバイスの開発につなげることを目指す.

研究成果の概要

規制物質を含むCdSセルに代わって可視光で光導電性を有し,かつフレキシブル化が可能なセンサ材料として,硫化銀と銀から成る薄膜に着目した.銀の金属から硫化銀の半導体に変化する過程において,銀の残存率によって 光電流の出力が変化し,10%程度銀が残存している状態で白色LEDの照射で約20dBの光導電出力が得られた.硫化銀に銀ナノ粒子を担持しても光導電出力が増加したことから,硫化過程での銀の残存率の最適化と同様の効果が得られる可能性を示した.

研究成果の学術的意義や社会的意義

光導電性が得られた硫化銀と銀から成る薄膜は室温付近で成膜可能なことから,市販のシート状フィルムにもセンサ機能を持たせることができる.また,塗装や印刷など湿式プロセスで完結することも可能なため,性能を安定化する成膜処理方法を確立すれば,これらに関わる産業界に対して付加価値の高い応用技術の展開が期待できる

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 硫化銀薄膜の光学定数と光電特性2020

    • 著者名/発表者名
      海老澤 瑞枝,並木宏允,小川大輔,磯田和貴
    • 学会等名
      第67回応用物理学会 春季学術講演会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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