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道路橋舗装の切削残存層を有効利用した床版及び床版防水の長寿命化技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K04548
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

高橋 修  長岡技術科学大学, 工学研究科, 教授 (60236263)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード橋面舗装 / 切削残存層 / アスファルト乳剤 / アスファルト中間層 / 不透水性 / 床板防水層 / 浸透乳剤 / 防水性 / 床版防水層 / POSMAC工法 / 付着性 / 橋面アスファルト舗装 / 維持修繕 / 床版防水 / 防水中間層 / 浸透性乳剤
研究開始時の研究の概要

本研究では,橋面アスファルト舗装の打換え時における旧材の撤去,およびそれに関連する床版防水とコンクリート床版表面の保護を合理的かつ効率的に実施する工法について技術開発を行う。橋面舗装の打換工事では,古いアスコン層を専用機械で削り取り,残った薄層のアスコンをバックホウと手作業で撤去している。この作業は,健全なコンクリート床版の表面にかなりのダメージを与えるとともに,床版とアスコン層の間に施工されている床版防水も併せて撤去することになる。本研究は,旧アスコンを1 cm~2 cmの薄層で残存させ,浸透型のアスファルト系材料で補強,再生処理して,新たに防水中間層として構築する技術を開発する。

研究成果の概要

道路橋の橋面舗装を取り換える工事では、床版防水層も撤去され、床版表面にかなりのダメージを与える。本研究では、アスファルト舗装を10~20 mm残存させ、その残存層を浸透型の高濃度改質アスファルト乳剤で補修・補強することにより、不透水性のアスファルト中間層として再利用する工法を考案し、その有効性を確認した。
アスファルト舗装を薄層で残存させることにより、舗装の撤去作業を効率化できるとともに、コンクリート床版および床版防水層への負荷を大幅に軽減できる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的成果としては、橋面アスファルト舗装の残存薄層を比較的簡便な補修工事で不透水性のアスファルト中間層として再利用できる工法を開発したことである。そして、再生した中間層の性能を加圧透水試験と曲げ試験によって定量的に評価した。
また、上記の成果による社会的な意義としては、この工法により橋面舗装の取替えが効率化し、床版防水層の再施工が不要となって、修繕工事に要する時間と費用が縮減できる。さらに、コンクリート床版へのダメージも軽減されることから、社会インフラの長寿命化にも寄与する。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 橋面アスファルト舗装切削残存層の不透水性を改善する工法に関する研究2022

    • 著者名/発表者名
      橋本 雅行,大西 絢太,高橋 修
    • 雑誌名

      第15回北陸道路舗装会議技術報文集

      巻: 五,⑧ ページ: 1-4

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 橋面アスファルト舗装切削残存層の不透水性を改善する工法に関する研究2022

    • 著者名/発表者名
      橋本 雅行
    • 学会等名
      第15回北陸道路舗装会議
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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