研究課題/領域番号 |
19K04553
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
上田 隆雄 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 教授 (20284309)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | コンクリート / アミノ酸 / 電気防食 / 陽極被覆材 / 防食効果 / 電気防食工法 / 高耐久 / 港湾コンクリート構造物 / 塩害 |
研究開始時の研究の概要 |
アミノ酸の一種であるアルギニンを添加したコンクリートは、その表面における藻類の生成が促進され海洋生態系の形成に効果が高いことが報告されている。 そこで本研究では、陽極システムの酸劣化対策および海洋生態系との調和を目的として、高塩基性のアルギニンを添加した陽極システムを用いた、新しい電気防食工法の開発を目的とする。提案するシステムを適用した時の防食性能、陽極システム耐久性および生態系への影響を供試体を用いた室内実験および暴露実験により確認する。
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研究成果の概要 |
海洋環境との調和が可能なコンクリートとしてアミノ酸の一種であるアルギニンを添加したコンクリートが開発されている.一方で,RC構造物の塩害対策として電気防食が適用される事例が増加しているものの,通電に伴い陽極被覆材が比較的早期に劣化する現象が指摘されている.そこで本研究では,塩基性の高いアルギニンを添加した陽極被覆材を用いた電気防食工法の陽極システム耐久性と防食効果について検討を行った.この結果,アルギニンを添加した場合でも,電気防食工法の陽極被覆材として実用可能な基礎物性を有するとともに,アルギニンを添加することによって,通電に伴う陽極被覆材の性能低下程度が緩和される傾向を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,海洋環境の保全に配慮しつつ,高耐久性の電気防食工法を開発することができた。従来の電気防食工法は,陽極被覆材の劣化現象が大きな課題となっていたため,本研究により,耐久性の観点から信頼性の高い電気防食工法が提案できたことは,学術的に大きな意義がある。また,本工法により,海洋環境の回復・保全が期待されることから,環境への配慮が重視される現状において,社会的意義も大きいと言える。
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