研究課題/領域番号 |
19K04605
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22030:地盤工学関連
|
研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
小林 泰三 立命館大学, 理工学部, 教授 (10380578)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | i-Construction / ICT / 土工 / 締固め / 深層学習 / 逆解析 / 施工 / 維持管理 / CIM |
研究開始時の研究の概要 |
道路盛土等の土工構造物の維持管理技術およびICTを活用する情報化施工技術の高度化に資することを目的に、建設分野でも普及の進むUAV等のICT機器を活用した「盛土の3次元締固め管理手法」と「軟弱地盤における盛土の3次元安定管理・沈下管理手法」を構築する。また、調査、設計、施工、維持管理の各フェーズで個別に行われてきた従来のデータ管理・活用(設計データや品質データの管理から安定管理、変状時の安定解析まで)を、ひとつのプラットフォーム上で行えるシステムを実装し、土工のCIM(Construction information Modelling/Management)の実質化を実現する。
|
研究成果の概要 |
土工構造物の調査・設計から維持管理までのライフサイクルを一元的に管理するためには、地盤内部の情報化が不可欠である。本研究では、盛土造成に着目し、施工と同時に盛土内部の品質や土質特性を取得するために、(1)3次元測量技術を活用した締固め管理技術、(2)深層学習を用いた土の締固め品質評価技術、(3)車輪走行応答計測による地盤の剛性評価技術、(4)地盤情報の逆解析技術を開発した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、施工と同時に、形状に加えて盛土内部の品質や動態の情報をデータ化・記録する技術を提案した。平成28年より、ICT技術を全面活用した情報化施工(国土交通省:i-Construction)が行われるようになったが、扱われる3次元データは、盛土や切土の形状を表現するための「サーフェスデータ」に過ぎない。本研究で提案する地盤内部の情報化技術は、土工構造物の「サーフェスモデル」から「プロダクトモデル」への拡張を可能にし、調査・設計から維持管理までの情報の一元化による業務の効率化や生産性向上、維持管理の合理化を実現するための基盤技術となる。
|