研究課題/領域番号 |
19K04615
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22040:水工学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
竹林 洋史 京都大学, 防災研究所, 准教授 (70325249)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 土石流 / 泥流 / 数値シミュレーション / 土砂災害 / 避難 / 氾濫 / 構造物 / 不飽和 / 細粒土砂 / 土砂災害警戒区域 |
研究開始時の研究の概要 |
これまで経験則を用いていた泥流や細粒土砂を高濃度に含んだ土石流の構成則を理論的に構築するとともに,土石流・泥流による構造物の破壊機構および不飽和給水条件における土石流・泥流の発達過程を解明し,土石流・泥流の数値シミュレーションモデルの高度化を行う.さらに,数値シミュレーションによってて土石流・泥流の危険度の空間分布を評価し,土石流・泥流危険地域における家屋ごとの避難方法を提案する.
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研究成果の概要 |
近年,高強度豪雨に起因した土石流・泥流による土砂災害が毎年のように発生している.土石流・泥流から市民の生命と財産を守るためには,土石流・泥流の流動特性を把握することが重要である.本研究では,家屋の破壊や細粒土砂の相変化などを考慮した土石流・泥流の数値シミュレーションモデルを開発し,2018年の広島での土石流現象と2021年の熱海市の泥流現象に開発した土石流・泥流の数値シミュレーションモデルを適用し,表層崩壊の発生から宅地までに土石流・泥流が到達する時間,氾濫範囲,宅地内における土石流・泥流の流速と流動深の時空間的な分布から,土石流・泥流危険地域における家屋ごとの住民の避難方法を提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
土石流・泥流の流動特性を評価するためのこれらの研究は,国内外の土石流・泥流研究で初めての試みであり,本研究の学術的独自性と創造性を示すものである.また,土石流・泥流の数値シミュレーション結果を用いて,土石流・泥流氾濫地域の土砂災害危険度の空間分布を評価し,家屋ごとの避難方法の提案を行うことについても 国内外の研究で初めての試みであり,本研究の学術的独自性と創造性を示すものである.
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