研究課題/領域番号 |
19K04646
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22050:土木計画学および交通工学関連
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研究機関 | 石川工業高等専門学校 |
研究代表者 |
寺山 一輝 石川工業高等専門学校, 環境都市工学科, 講師 (50780897)
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研究分担者 |
小谷 通泰 神戸大学, 海事科学研究科, 名誉教授 (00115817)
田中 康仁 流通科学大学, 商学部, 准教授 (50321485)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 回遊行動モデル / 中心市街地の活性化 / 事前活動計画の変更 / GPS行動軌跡 / 交通施策 / 都心商業地域 / 事前活動計画 / 活動計画 / 中心街地の活性化 / 回遊行動 / 変更挙動 / モビリティ |
研究開始時の研究の概要 |
わが国では,全国各地で都心の空洞化が大きな問題となっている.都心商業地域の賑わいを創出しその活性化を図るためには,総合的な交通戦略を策定することが求められている.この際には,来街者の回遊行動の予測モデルを構築することが必要である.都心の賑わいを創出するためには,①回遊行動が誘発される空間,②多様なモビリティを活用した回遊行動が重要である.そこで本研究では,これらを評価可能な回遊行動モデルを開発し,都心活性化施策を評価することを目指す.
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研究成果の概要 |
GPS行動軌跡データを用いて,都心商業地域での回遊中における来街者の交通行動の実態を分析した.その結果,公共交通サービスは,来街者の回遊行動の広域化に有意に寄与していることが明らかとなった.さらに,来街者の事前の活動計画からの変更挙動を考慮した新たな回遊行動モデルを構築した.回遊行動モデルは,計画店舗数の決定,回遊の継続・帰宅,活動内容,目的地,滞在時間の選択行動からなり,これによって,来街者の一連の回遊行動を評価することが可能となった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
都心の賑わいを創出するためには,来街者の回遊行動を促進させるような施策が求められる.本研究で構築した回遊行動モデルは,来街者が回遊中にふらっと新たな活動を追加する行動を再現できる.これによって,都心空間の整備による来街者の回遊行動の誘発度を定量的に評価できる.また,個々人の選択行動をモデル化しているため,若者,高齢者や子育て世代などの様々な属性に適応した土地利用・交通施策パッケージも評価可能である.
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