研究課題
基盤研究(C)
我が国は動物との衝突事故防止に向けた道路周辺環境の整備方法や動物用道路横断施設の計画方法などが未だ確立しておらず、また事故対策実施による効果についても検証されていない。そこで、米国の野生動物の事故対策に関する調査を実施し、我が国の問題点と課題を明らかにするとともに、エゾシカとの事故が多発している北海道の国道を対象として、事故の発生要因の分析や、様々な事故対策の実施による効果を推計する。
本研究では諸外国のロードキルデータ収集システムの実態を分析し、我が国のロードキルデータ収集システム構築に向けた基礎的な検討を行うとともに、北海道のエゾシカの事故多発路線を対象とした事故発生要因の分析と事故対策の効果検証を行った。また、エゾシカの交通事故やアマミノクロウサギのロードキルが発生することによって生じている社会費用について仮想市場評価法を用いて推計した。さらに、ドライバーの視点から実施可能で、簡便かつあまりコストのかからない新たな事故対策として、日中の自動車のヘッドライト点灯によるヤンバルクイナの飛び出し防止効果の検証を行った。
研究成果の学術的意義として、諸外国の先進的なロードキルデータ収集システムに関する基礎的な調査を実施し、その活用方法等を明らかにした点が挙げられる。また、エゾシカ,アマミノクロウサギ,ヤンバルクイナを対象として、動物の事故発生要因や事故対策の効果検証、社会費用の推計などを定量的に行った点や、ヘッドライト点灯によるヤンバルクイナの新たな事故対策の効果検証も行った点が挙げられる。社会的意義として,これらの研究成果だけでなく「野生動物のロードキル」という書籍も発行し、社会的にあまり認知されていない動物の事故やロードキルに関して広く普及啓発を行った点なども挙げられる。
すべて 2024 2023 2022 2021 2020 2019
すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 1件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (10件) 図書 (1件)
環境共生
巻: 40
Proceedings of 8th International Conference on Structure, Engineering & Environment
巻: 8 ページ: 399-404
Proceedings of 7th International Conference on Structure, Engineering & Environment
巻: 7 ページ: 328-334
巻: 36(1) ページ: 12-20
130007839484