研究課題/領域番号 |
19K04677
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22060:土木環境システム関連
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
平田 修 福岡大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (00461509)
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研究分担者 |
鈴木 慎也 福岡大学, 工学部, 准教授 (00341412)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 微生物学的安定化評価 / RA試験 / BMP試験 / 埋立ガス発生量 / 熱線風速計 / チャンバー法 / 廃棄物安定化 / 廃止基準 / 最終処分場 / 廃棄物の安定化 / 埋立ガス / 埋立廃止基準 / 微生物学的手法 / 準好気性埋立構造 / 埋立ガス測定方法 / メタンフラックス / 微生物学的評価手法 / 埋立跡地利用 / 好気性微生物 / 嫌気性微生物 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では長期間埋立てられた廃棄物(有機系廃棄物、焼却残渣主体廃棄物)を用いて、微生物学的な観点からその安定化度を評価する事を目的にする。評価手法として、BMP試験、RA試験、BIOLOG試験を用いる。初年度は、RA試験、BIOLOG試験を用いて有機系廃棄物の安定化指標としての可能性を調査。次年度は、これらの手法で焼却残渣主体の廃棄物を用いてその適応可能性を検討する。最終年度は調査結果と化学物理試験の結果を比較し廃棄物の安定化評価指標の提案を行う。
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研究成果の概要 |
本研究では、埋立地の廃止基準を満たした埋立廃棄物の微生物学的安定化評価手法の検討を目的に、BMP(Biochemical Methane Potential Test)試験とRA(Respiration Activity Test)試験の測定結果と溶出試験(環境庁告示13号)の結果を比較して、微生物学的な安定化の評価手法が、より廃棄物の安定化状況を表していることを確認した。さらに、実際の埋立地における廃棄物の安定化を評価するための、埋立ガス発生量の測定方法についても検討し、ボーリング孔を用いた新たなチャンバー法による分析手法の基礎情報を得ることが出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
埋立地の浸出水処理等の管理を終了することが出来る廃止評価は、埋立地供用終了の増加に伴い今後も重要視されていくと考える。この廃止評価を確実に行い、安全な廃止を行うために、本研究で検討した微生物学的手法の特徴を理解しておくことは重要である。また、廃棄物の基準省令にある「ガス発生非増加基準」によるガス測定手法を検討した事で、埋立地内部の安定化状況をより詳細に把握することの出来るガス測定手法の基礎情報を得ることが出来た。これは、今後の評価手法の標準化にも重要な情報となる。
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