研究課題/領域番号 |
19K04686
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23010:建築構造および材料関連
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
中尾 方人 横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 特別研究教員 (60323937)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 木造 / 外装材 / 内装材 / ラスモルタル / 石こうボード / 層間変位追従性能 / 木造住宅 / 内外装材 / 接合具 |
研究開始時の研究の概要 |
木造住宅の内外装材の留め付けに用いる接合具を対象として、接合具単体の引抜き試験とせん断試験を実施し、引抜き耐力とせん断剛性、終局耐力、終局変位をデータベース化する。そして、これを利用して、各種内外装材の層間変位追従性能を検証する方法を開発する。また、開発した方法を利用し、大きな層間変位に追従できる新しい内外装の構法を開発する。
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研究成果の概要 |
ラスモルタル外壁を対象として、釘やステープルのせん断力-変位関係から、ラスモルタル外壁のせん断力-変形角関係を推定する解析モデルを示し、実大試験体によるせん断加力実験結果との比較によって解析モデルの妥当性を確認した。これに基づき、ラスモルタルの層間変位追従性能の検証方法を提案し、地震時にラスモルタルと柱との相対変位を吸収するラスモルタル支持金物を開発した。また、二重張りした石こうボード内壁については、せん断加力実験を実施し、全てのビスを柱まで到達させることで、1/15radまで石こうボードが脱落しないことを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ラスモルタルが脱落しない仕様は、小規模木造建築物を想定した実験によって明らかになっていたが、本研究によって、接合具のデータが整備され、解析モデルが構築されたことで、建築物の規模や仕様に縛られず、大地震時にラスモルタルが脱落しないように設計することが可能になる。また、全てのビスを柱に到達させることで、二重張り石こうボードが1/15radまで脱落しないことが明らかになり、耐火構造の木造建築物の増加が期待される。
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