研究課題/領域番号 |
19K04724
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23020:建築環境および建築設備関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
明石 行生 福井大学, 学術研究院工学系部門, 教授 (10456436)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 輝度コントラスト / 高齢者 / 順応輝度 / 偏心角 / ヘッドライト / Adaptive Driving Beam / Light Emitting Diode / 白内障 / 減能グレア / 光幕輝度 / 視覚特性 / 視標検出 / 実証実験 / 薄明視 / コントラスト感度 / 周辺視 / 中心視 / 提示位置 / ADB / 水晶体 / 道路照明 / 交通照明 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、最新のプロジェクター型の配光制御技術を適用した自動車前照灯と道路照明を組み合わせて連動制御することにより、高齢者の夜間運転時の安全性を向上する新規な全視野対応型の「コントラスト向上照明システム」を開発すること、具体的には、個人の視覚特性と道路環境の変化に応じて歩行者や障害物を検出できるかどうかを判定する「周辺視の視標検出モデル」と、運転者の複雑な視野から順応輝度を求める「順応輝度算出アルゴリズム」を構築することを目的とする。
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研究成果の概要 |
加齢に伴う眼の水晶体の白濁によりコントラスト感度が低下する。高齢者の夜間運転の安全性向上には、歩道の歩行者や路肩の障害物など重要な視対象を検出しやすくするために、視対象の輝度コントラストの向上が不可欠である。本研究は、自動車前照灯と道路照明とを連動制御して高齢者の夜間運転時の安全性を向上するコントラスト向上照明システムを開発するために、個人の視覚特性と道路環境の変化に応じて歩行者や障害物を検出できるかどうかを判定する「周辺視の視標検出モデル」と、運転者の複雑な視野から順応輝度を求める「順応輝度算出アルゴリズム」を構築した。さらに、上述のシステムの効果を屋外フィールド実験により実証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的な意義は、高齢者の視覚特性に対応した、これまでにない新規な周辺視の視認性モデルを構築すること、複雑な視野情報から周辺視の順応状態を把握できる新規な画像解析アルゴリズムを構築するためのデータベースを提供することである。 本研究の社会的な意義は、コントラスト感度の低下により交通安全を脅かされていた高齢者の視覚支援のために、最新のハード技術を活用して視対象のコントラストを高める新規な「コントラスト向上照明システム」を創造することである。
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