研究課題/領域番号 |
19K04747
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
今西 一男 福島大学, 行政政策学類, 教授 (40323191)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 都市縮減社会 / 住居系市街地 / 減容化 / 土地区画整理事業 / 換地 / 地区計画 / 地域自治組織 / 区画整理見直しガイドライン / 暫定逆線引き / 都市計画 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では住居系市街地を対象に、住民自らが地区の範囲を縮め、生活や活動の規模を①「減容化」することを前提とした、②「区画整理の換地を応用した土地交換の方法」、③「住民自らによる協議体制の組織」の3点を検討することを目的とする。①は集約型都市構造への再編に住民自らの視点を導入する点、②は区画整理の換地という実効性のある土地交換の方法の検討である点、③は②ひいては①の実現の基礎として地域自治組織の再編を検討する点で独自性と創造性を持つ。②では換地の応用に関する全国調査を、③では減容化といえる取り組みを行う地域自治組織の事例調査を行い、①の減容化の概念に接合して最終的に応用モデルを提案する。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は都市縮減社会における、(1)区画整理を中心とした土地交換の方法、(2)減容化を含めた住民による市街地整備への関与の方法、を考えることにある。主な研究成果として、(1)についてはガイドラインに基づく区画整理の見直しの定型化、過度な集約を求めない小規模区画整理のモデル提示を図った。(2)については区画整理の見直しにおける住民の協議の促進に関する示唆、地区計画の見直しにおける地域自治組織の関与の実態を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昨今、空き地・空き家問題に象徴されるように、わが国では低未利用地の集約と利用が課題になっている。その背景には市街地整備に関わる住民や地域自治組織の活力低下という問題がある。これに対して本研究、その成果は都市計画の基本的な手立てである区画整理による土地交換の方法について改善の方向を示すとともに、住民のライフステージの変化に対応した地区計画の見直しを検討するなど、学術及び社会一般に還元できる知見を有している。
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