研究課題/領域番号 |
19K04748
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
田中 麻里 群馬大学, 共同教育学部, 教授 (10302449)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | タイ / 居住環境 / 防災教育 / 洪水 / 伝承 / 防災教材 / 居住文化 / 受容 / 住環境 |
研究開始時の研究の概要 |
2011年にタイでは大規模な洪水があり、バンコクを含む中部タイ地域を中心に甚大な被害を及ぼした。しかし、小規模な洪水は各地で生じている。タイでは洪水を受け入れながら居住環境の維持管理が行われ、減災の仕組みが年中行事に組み込まれるなど固有の居住文化が形成されてきた。本研究では、地形的にも浸水が長期化する中部タイを対象として、洪水を受容した居住環境の維持管理の仕組みやその変容を明らかにする。また、地域に見られる減災の知恵や工夫を居住文化として捉え、それらを継承する防災教育の教材を制作する。
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研究成果の概要 |
本研究は、地形的にも浸水が長期化する中部タイを対象として、洪水を受容した居住環境の維持管理の仕組みやその変容を明らかにした。その後はcovid19の影響により、中部タイと同様にかつては頻繁に洪水が発生し、長期浸水した板倉町を対象として、洪水を受容した居住環境の維持管理の仕組みやその変容を明らかにした。中部タイおよび板倉町の実地調査から洪水に対する減災の工夫や取り組みの変容を明らかにすることができた。得られた調査結果をもとに、地域の減災の工夫などを遊びながら伝承する郷土トランプを地元の子どもたちと制作した。これらを用いた防災教育を実施し、居住文化を継承する教材としても有効であることを提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は長期浸水する地域を対象として、洪水を受容した居住環境の維持管理の仕組について居住地レベルでの洪水対応の地域特性を明らかにしている。さらに、地域にみられる洪水減災の知恵や工夫を居住文化として捉え、調査結果を踏まえて防災教材を制作し、制作手法を提示している。本研究のように、調査研究を通して得られる成果をもとに防災教材を制作する実践的研究は、居住環境を持続的に継承する方法論としても有効である可能性を持つ。
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