研究課題/領域番号 |
19K04753
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
岡松 道雄 山口大学, 大学院創成科学研究科, 教授 (90591157)
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研究分担者 |
宋 俊煥 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (00725244)
毛利 洋子 活水女子大学, 健康生活学部, 准教授 (90610444)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 低未利用空間 / 暫定活用 / 仮設デザイン / エリアマネジメント / 官民連携 / 低未利用空間活用 / 官民連携体制 / インターフェイス / ウォーカブル / 移住定住 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、都市の縮退過程における空き地・空き家等の暫定活用に関する実践的研究である。人口減少に伴い、都市をコンパクト化する過程で、空き地・空き家など「スポンジ状」の低未利用空間が生じ、この状態が長期間続くことが予想される。低未利用空間を暫定活用する事により、都市空間の魅力を保ちつつ、時間をかけて、あるべき都市の姿を実現する必要がある。本研究では、仮設デザインの柔軟性に着目し、社会実験イベント等を通して、地方都市の中心市街地に生じた空き地や空き家等を「公的に」活用することで地域の活性化に寄与する。
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研究成果の概要 |
初年度は低未利用地の暫定利用手法や制度について調査し、準公園化の検討・まちなかネットワーク案の作成・空き家活用によるシェアハウス・シェアキッチンを実施した。次年度は準公園の実施および空き家活用について実践的に活動、芝生広場を中心に複数の低未利用空間活用をつなげ、各まちづくり関係者と住民・行政との交流を促進した。同時に、空間活用モデルプランの作成を前倒しして「宇部市中央町グランドデザイン」を発表した。3年度は、コロナ禍に伴い路上実験活動(open street UBE)、常盤通り道路空間再編社会実験(TOKIWAIKOT)を実施した。これは、当初計画した社会実験の集大成にあたる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題の発展形として、街路空間と建築空間との「一体型滞在快適性向上」をテーマとした新しい課題に引き継ぐ形で、基盤研究(B)に採択され、連続的に研究を進展させているところである。この新課題も含め、本研究が中心市街地の低未利用空間の活用のみならず、沿道の建築と一体となって、市街地の活性化に寄与することが目的であり、重要な意義であると認識している。またコロナ禍において、路上などの屋外空間活用の知見が求められた点においても、上記社会実験を通じて知見の蓄積が出来たことも意義深いと考える。 発表論文は、研究期間内に雑誌投稿4編(内査読2編)、口頭発表23編(内国際学会6編)を行った。
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