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郊外ベッドタウンにおけるクリエイティブコミュニティの創出に関するモデルスタディ

研究課題

研究課題/領域番号 19K04792
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分23030:建築計画および都市計画関連
研究機関大分大学

研究代表者

柴田 建  大分大学, 理工学部, 准教授 (60325545)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード住宅団地 / 郊外 / 空き家 / サードプレイス / 再生 / コミュニティ / 継承 / ニュータウン / 戸建て住宅地 / クリエイティビティ / エリアマネジメント / 団地再生 / 空き地 / スタートアップ拠点 / オールドタウン / 戸建住宅 / 中古住宅流通 / アクションリサーチ
研究開始時の研究の概要

研究代表者はこれまでに,福岡県宗像市の日の里ニュータウンにて,空き店舗を地域の仲間とDIYリノベーションした活動拠点「日の里サードベース」を運営している。さらに,2018年春には,郊外暮らしの魅力化を担うエリアマネジメント団体として,「日の里暮らしの編集室」を組織した。これらの拠点や組織を活用することで,クリエイティブコミュニティの創出に関するアクションリサーチを実施する。実際に空き空間を活用しながら担い手の発掘・支援を行い,ともに新しいモノ・コトづくりに進めていく中で,担い手や場の特徴,取り組みの効果等を観察・記述・検証する。

研究成果の概要

本研究では,1971年に開発された福岡県宗像市日の里ニュータウン,1970年に開発された大分市敷戸団地の両郊外ベッドタウンを対象に,空き家や旧UR住棟等を活用した地域活動拠点の形成に関するアクションリサーチを行うことにより,クリエイティブコミュニティの創出のポテンシャルとその手法について検討を行った。両ベッドタウンでは,拠点を活用して地域活動の担い手の創出を行うとともに,外部のクリエイター・民間企業・大学等と連携することで,開かれたネットワークを構築した。このネットワークを基盤として個人や組織から提案された様々なアイデアを実現することで,魅力を創発するクリエイティブコミュニティが創出された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

郊外住宅団地の再生・次世代継承は,全国で大きな課題となっており,自治会・NPO,UR・公社,大学,民間企業等により様々な取り組みが行われている。その中でも本研究は,1)現在の高齢化対策よりも,次世代への継承を主眼とする,2)戸建て住宅地が主なことから,住宅マーケットでのリブランディングを目指す,3)自治会等の住宅団地内コミュニティ主導ではなく,内外の多様な主体のネットワークによる活動を行う,4)退屈なベッドタウンに,誰もが創造性を発揮し場所や事を作り出す事のできるクリエイティビティを埋め込む,5)低未利用の空き空間ストックを活用することで,住宅団地の次世代継承を試みたことに,社会的意義がある。

報告書

(6件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (13件)

すべて 2024 2023 2021 2020 2019 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (8件) 図書 (1件) 備考 (3件)

  • [雑誌論文] ストリートのクリエイティビティと住宅地の継承2020

    • 著者名/発表者名
      柴田建
    • 雑誌名

      日本住宅協会「住宅」

      巻: 742 ページ: 4-18

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 団地内空き店舗におけるDTMを活用した若者の居場所構築の試み  大分市敷戸団地「しきとベース」を事例に2024

    • 著者名/発表者名
      野村凛太郎,柴田建
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 住宅団地におけるメインストリート再生案の検討2024

    • 著者名/発表者名
      江崎彩乃,柴田建
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 元UR団地住棟リノベーション「ひのさと48」に関する研究 住棟リノベーションの空間的特徴と地域外に開かれた居場所の形成2023

    • 著者名/発表者名
      宮崎 颯太 柴田 建 鈴木 義弘
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 大分市敷戸団地住区センターの計画 地方都市における郊外住宅団地の継承に関する研究 その12023

    • 著者名/発表者名
      松江 春花 柴田 建 鈴木 義弘
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 元 UR 団地住棟リノベーション「ひのさと 48」に関する研究 ー住棟リノベーションの空間的特徴と地域外に開かれた居場所の形成2023

    • 著者名/発表者名
      宮崎颯太・柴田建・鈴木義弘
    • 学会等名
      日本建築学会大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 明野ボンエルフにおける他者の領域へのおせっかい行為とまちなみの多様化2021

    • 著者名/発表者名
      高橋慶伍,柴田建,鈴木義弘
    • 学会等名
      日本建築学会九州支部研究報告会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 庭シェア型住宅地における領域形成のプロセスに関する研究  北九州市「サトヤマヴィレッジ」を事例として2020

    • 著者名/発表者名
      西野入杏美・柴田建・鈴木義弘
    • 学会等名
      日本建築学会九州支部研究報告会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 郊外ニュータウンにおける公共空間の活用と担い手育成のプロセスに関する研究2020

    • 著者名/発表者名
      髙橋慶伍・柴田建・鈴木義弘
    • 学会等名
      日本建築学会九州支部研究報告会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [図書] 孤立する都市、つながる街2019

    • 著者名/発表者名
      柴田建
    • 総ページ数
      256
    • 出版者
      日本経済新聞出版社
    • ISBN
      4532176735
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [備考] 敷戸団地の空き店舗における音楽活動「shikido_play_ground」

    • URL

      https://www.instagram.com/shikido_play_ground/

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [備考] 日の里ニュータウンにおける元UR住棟を再生した地域拠点「ひのさと48」

    • URL

      https://stzkr.com/

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [備考] 竹田空き地戦略本部

    • URL

      https://www.taketaakichi.com/

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2025-01-30  

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