研究課題/領域番号 |
19K04797
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 東京電機大学 |
研究代表者 |
大崎 淳史 東京電機大学, 未来科学部, 准教授 (30434004)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 小学校 / 児童 / 教室 / 活動 / 情報伝達 / ICT / インクルーシブ教育 / 使われ方 / 発達障碍 / 授業 / 電子黒板 / 掲示物 / 発達障害児 / 掲示 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究計画では、インクルーシブ教育に取り組む小学校の情報伝達環境としての教室まわりの壁面計画に資する知見を得ることを目的に、大きく3項目の課題について検討を進める。 ①先進事例への電子黒板導入による教室まわりの情報伝達利用の変化を捉える(課題1)。 ②ICT導入先進事例における教室まわりの情報伝達利用の実態を把握する(課題2)。 ③海外先進事例における教室まわりの情報伝達利用の実態を把握する(課題3)。 教室まわりの掲示とICT活用のすみ分け方、発達障碍児の教育的ニーズに応じた教師の掲示やICT、教室空間の活用手法について考察し、教室まわりの壁面計画に資する知見を得る。
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研究成果の概要 |
課題1:2020年度、積極的にインクルーシブ教育に取り組む東京都A小に先進的インタラクション機能を有するICT機器(科研費で購入、学外へ持ち出し)を導入してもらい、予備的な検討を行った。新型コロナウィルス感染症拡大による影響から十分に調査を行えなかったため、本研究期間終了後も引き続き調査を続ける。 課題2:2019年度、ICTを導入する先進的小学校事例5校について、教室回りでの教師・児童の活動展開、壁面の情報伝達利用の実態を明らかにした。その成果は、日本建築学会大会論文および日本インテリア学会大会論文としてとりまとめ、報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学校では、同じ場で学ぶことを追求し、個別の教育的ニーズのある児童生徒に対して自立・社会参加を見据え状況に応じてニーズに的確に応える指導を提供できる、多様で柔軟な仕組みを整備する必要がある(文科省)。 本研究では、先進的・特徴的校舎プランをもつ小学校を取り上げ、全国的に学級の少人数化がすすむ中で、教室回りがどのように利用されているのか、発達障碍児が個々にどのような教育的ニーズをかかえているのか、発達障碍児と一般児童の教育的ニーズにどのようなギャップがあるのか、それに応じて教師が掲示やICT、校舎プランを活かしてどのように教育展開しているのか、などを明らかにした。
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