研究課題/領域番号 |
19K04825
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23040:建築史および意匠関連
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研究機関 | 追手門学院大学 (2021-2022) 芝浦工業大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
伊藤 洋子 (渡辺洋子) 追手門学院大学, 上方文化笑学センター, 客員研究員 (40327755)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 林兵庫 / 史料 / 宮大工 / 寺社建築 / 大工棟梁 / 木割 / 遺構 |
研究開始時の研究の概要 |
大工棟梁林兵庫については国宝建築である妻沼の歓喜院での活躍が大きくクローズアップされる一方で、埼玉県を中心に数多くの寺社を手がけており、それらの全容はあまり分かっていない。本研究では建築設計を営んでいた林金吾氏が大切に残した同家の史資料(絵図・文書)を調査し、林兵庫一門の建築技法を体系的に明らかにするものである。
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研究成果の概要 |
林兵庫は代々妻沼(現在の熊谷市妻沼町)の地にあって宮大工棟梁として活躍した家であり、特に歓喜院聖天堂の再建造営で知られる。本研究では林家の子孫である林千恵子家および妻沼林家の両家に残された史資料(絵図・文書)を調査し、林兵庫一門の建築技法を体系的に明らかにするものである。 2021年2月および8月の調査により、両家に残る史資料を撮影し、全体像を把握し、分析をおこなった。またその中で「三峯山仁王御門木取帳」「秩父郡三峯山仁王御門仕様寸法覚」は兵庫の代表作である三峯神社随身門(旧仁王門)の史料である。三峯神社において現存遺構を実測調査し、史料記載との比較検討を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
林兵庫正清は寛保2年(1742)妻沼聖天堂の本殿を総棟梁として建立、その息子である正信は聖天堂の相の間、拝殿を宝暦10年(1760)に完成させた。以後、正義、正尊、昌道、正啓、松五郎、金吾と続く。 林兵庫については歓喜院での活躍が大きくクローズアップされる一方で、埼玉県を中心に数多くの寺社を手がけており、それらの全容はあまり分かっていない。本研究では林兵庫の子孫の家に残された史資料(絵図・文書)を調査し、全容を把握・分析するものである。また現存遺構と史資料を比較することで、建築技法を明らかにした。
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