研究課題/領域番号 |
19K04889
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
伊呂原 隆 上智大学, 理工学部, 教授 (60308202)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ロジスティクス / 物流センター / オーダーピッキング / 倉庫オペレーション / 数理最適化 / シミュレーション / オーダーバッチング / 最適化 / 数理計画法 / 無人搬送台車 / 物流 / 倉庫 / 出荷作業 |
研究開始時の研究の概要 |
具体的には以下の3点を行う。1.従来よりも効率的なオーダーピッキング方式の提案,2.適切なオーダーピッキング方式を選択するのための方法論の開発,3.実証実験 1.については、Picker-to-Parts方式における歩行のムダ削減、Parts-to-Picker方式の欠点である物流機器への過度な依存(需要変動に対応するための柔軟性の欠如)からの脱却。 2.あらゆる状況に対して万能な方式は存在しないと予想されるので、入力情報から簡易的に適切な方式を選択するための方法論の開発 3.提唱する内容を様々な物流センターの実データに適用してその有効性を検証する。
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研究成果の概要 |
対象アイテムのピッキング作業を主として担当するオーダーピッカーと、ピッキングされた対象アイテムを入れた箱の搬送を担当する無人搬送台車を、バランスよく活用する新たなオーダーピッキング方式を提案した。 この方式は、人材不足によりオーダーピッカー数に限りがある場合、需要量の季節変動がある場合、対象とする倉庫が広くピッキングのための歩行時間が長い場合、ピッキング対象商品に重さ等運搬負荷のバラツキが大きく関与する場合など、様々な状況において有効であることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来研究におけるオーダーピッキング方式は、ピッカーがアイテムをピックするために棚へ移動する方式もしくは、その逆に、保管されているアイテムをピッカーがいる場所まで搬送する方式のどちらか1方式に焦点を当ててていたが、本研究では両方式の欠点を克服した新たなオーダーピッキング方式を提案した。 また、近年、物流センターはサプライチェインの中核をなす施設として、その重要性が飛躍的に高まっているため、物流センターの生産性を大きく左右するオーダーピッキングの効率化を実現する本研究の社会的意義は極めて大きいものである。
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