研究課題/領域番号 |
19K04894
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
吉本 一穂 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (50158507)
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研究分担者 |
大森 峻一 早稲田大学, 理工学術院, 准教授 (30649348)
三原 康司 早稲田大学, 理工学術院, 教授(任期付) (40637336)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 物流 / ロジスティクス / 配送計画問題 / 組織連携 / サービス設計理論 |
研究開始時の研究の概要 |
ドライバー不足、配送要求の多様化により、社会インフラとしての物流システムの存続が危惧されている。既に、企業単体の改善努力は限界に来つつあり、飛躍的な配送効率向上のためには、事業者間の連携に基づく、サプライチェーン全体での標準化、最適化に取り組む必要がある。中でも、共同配送(水平の連携)、荷主の配送要求の緩和に基づく配送効率化(垂直の連携)は有効性が期待できるが、組織連携の推進は容易ではなく、連携の効果を明確にしなければならない。本研究では、サービスシステム設計理論と最適化・シミュレーション技術を融合することにより、組織連携に基づいた全体最適な配送システムの構築を目的とする。
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研究実績の概要 |
今年度は、昨年度までに発表した研究成果を元に実務家へのインタビューを実施し、研究の有効性についての検証と次年度以降についての方向性について知見を得た。特に、フィジカルインターネットの動きが盛んになっていることから、本研究が提案する垂直・水平の連携についての内容については、社会的な関心が強く実務的にも実行可能性が高いことを確認しており、概ね期待していた通りの回答を得られることができた。 また特にラストマイルに関する研究を進め、評価項目および代替案を整備し、顧客・物流会社・荷主ごとに各評価項目のウェイトや代替案の評価を、多基準意思決定手法に基づいて明らかにした。消費者に関しては、10か国以上の顧客を対象に、アンケート調査を実施し、国ごとの傾向などについても明らかにした。成果を査読付き国際論文として発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
実務家を中心にこれまでの研究成果が、実用性の面で評価された点から、おおむね順調に進展していると判断した。
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今後の研究の推進方策 |
来年度は、フィジカル・インターネットの文脈に沿って、研究の全体像を整理し直す。また、海外の研究者とも議論をお行い、国内外の動向についても調査を行う。そのうえで、研究成果を論文としてまとめて投稿する予定である。
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