研究課題/領域番号 |
19K04920
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25020:安全工学関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
高橋 正和 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (20403446)
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研究分担者 |
渡辺 喜道 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (00210964)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | STPA / HAZOP / FMEA / FTA / ハザード解析 / ハザード / システムテスト / 組込みシステム / FTA(故障木解析) / FMEA(故障モード影響解析) / 安全性 / 故障木解析 / 故障モード影響解析 / ソフトウェア / 安全性解析 / 故障木解析(FTA) / 品質機能展開(QFD) / ソフトウェアコンポーネント / ソフトウェアテスト / 組込みソフトウェア |
研究開始時の研究の概要 |
工業製品は高い機能と性能を実現するため,Embedded Software(EBSW)による動作制御が行われており,ハードウェアとソフトウェアの構成とその要素は複雑になってきた.その結果,開発時に想定していなかった要素間の相互作用によるハザードが生じ,アクシデントに至る事例が頻発した.
本研究では要素の相互作用により生じるハザードを解析するSystem-Theoretic ProcessAnalysis (STPA)をEBSWに適用して,ソフトウェア機能の相互作用に起因するハザードを分析する方法を研究する.
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研究成果の概要 |
本研究では、システムのハザード解析手法の研究を行い、システムを安全化する方法を提案した.ハザードとはシステムの状態のことで、その状態を放置する、その状態で特別な条件が成立するとアクシデント(人、システム、環境等に悪影響を及ぼす)が発生する状態と定義する.本研究ではハザード解析に用いるFailure Mode and Effects Analysis (FMEA), Fault Tree Analysis (FTA), Hazard and operability Study (HAZOP), System Theoretic Process Analysis (STPA)の各手法を提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により、システムに発生するハザードの要因を系統的に明確化する方法を確立することができた.特に、特徴の異なるハザード解析手法群を準備することができた.その結果、システムの目的に応じて、適切な手法を適用すること、あるいは、複数の手法を適用してシステムの生じるハザードを網羅的に検出し、その要因を明らかにできるようになった.このことにより、システム安全性を向上させることができるようになった.このことは、各種の社会基盤や工業製品の安全性を高めることになり、社会的な意義は大きい.
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