研究課題/領域番号 |
19K04922
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25020:安全工学関連
|
研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
瀬尾 明彦 東京都立大学, システムデザイン研究科, 教授 (80206606)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 反復作業 / 筋疲労モデル / 連続作業時間 / 人間工学 / 動作変動 |
研究開始時の研究の概要 |
作業の快適性向上や製品の操作性向上には、作業時・操作時の身体的な負担を正確に把握し改善する必要がある。そのためには、作業が反復して行われることを踏まえる必要がある。しかし現状の反復作業評価は、ごく限られた種類の作業に適用できる方法しか提案されていない。そこで本研究は、筋の疲労と回復のモデルに動作が変動する影響を組み入れた新たな反復作業負担推定法を開発する。さらに、その結果を可視化して作業設計に利用できるシステムの構築を行う。
|
研究成果の概要 |
本研究では、まず、反復動作による人の操作動作の変動の要因の分析のための測定装置の開発を行った。ついでそれを使用して得たデータから、動作の変動の要因とその関係を解析し、動作による発揮力や姿勢の変動の特徴を明らかにできた。さらにデジタルヒューマンモデルを拡張して、動作のばらつきの要因と作業時間の関係を検討できるシステムを構築し、作業条件の要因が作業時間に与える影響をシミュレーションで検討した。また、シミュレーションで必要になる動作のばらつきのデータを実測してシミュレーションの妥当性を確認した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、作業者の移動によって生じる手位置の変動を考慮することで、連続作業時間の妥当な増減が得られることを明らかにできた。立ち位置の変動は、設計段階での作業限界シミュレーションに利用しやすく、様々な作業に利用できる可能性が高く、社会的な意義は高いと考えられる。
|