研究課題/領域番号 |
19K05031
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分26030:複合材料および界面関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
吉岡 朋彦 岡山大学, ヘルスシステム統合科学学域, 准教授 (50452016)
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研究分担者 |
城崎 由紀 九州工業大学, 大学院工学研究院, 准教授 (40533956)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ゾル-ゲル / 電気分解 / 交流 |
研究開始時の研究の概要 |
生体成分(細胞やタンパク質)の三次元的な集積技術が再生医療や医療機器開発の分野で求められている。細胞やタンパク質は電荷を帯びているため、集積には電気泳動が有用である。しかし細胞やタンパク質は構造が柔らかいため、集積にともない変性・失活する恐れがある。そこで本研究では生体成分を電気泳動で集積させつつ、電気化学的に形成する足場材料に包括する。足場としての無機ゲルの有用性を示すとともに、三次元集積構造の形成技術を確立する。
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研究成果の概要 |
本研究は、細胞やタンパク質といった生体成分を交流電場によって集積させつつ、それらを交流電場下での水の電気分解反応生成物を触媒として形成する足場材料に包括し、安定化する技術開発を目的として行った。細胞モデル(細胞と大きさ・電荷が類似するポリスチレンビーズ)やタンパク質を、交流電場下で形成するシリカゲルに包括できることを見出した。さらに、足場材料として生体活性ゲルを交流電場下で形成できることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、交流電場下で生体成分の集積の足場となる無機ゲルを形成させつつ、細胞モデルやタンパク質が電場を用いて集積できることを明らかにした。これは無機ゲルを足場材料とした生体成分の三次元集積を可能にする新しいプロセスである。再生医療技術や、細胞を複合化したデバイス、バイオセンサなどの新しいプロセッシングとして期待できる。
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