研究課題/領域番号 |
19K05095
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分26050:材料加工および組織制御関連
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
安部 洋平 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60402658)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | しごき加工 / 微粒子添加油 / 焼付き / 直接観察 / セラミック微粒子 / カーボン微粒子 / ガラスダイ / 加工条件 / 粒子挙動 / セラミック粒子 / 界面 / その場観察 / 潤滑メカニズム / 潤滑油 / セラミック粒子添加油 / 加工界面 / 接触状態 / 塑性加工 / 潤滑 |
研究開始時の研究の概要 |
電気自動車,ハイブリット自動車に欠かせない電池容器のプレスによる大量生産が急務であり,それにはプレス加工に用いられる環境負荷の大きい塩素系物質が添加されている潤滑油の代替えが望まれている.本研究では,塩素系潤滑油の代替えとなれそうなセラミック粒子添加油を提案するために添加油による潤滑メカニズムの調査,有効な条件を明確にする.合わせて,加工界面の接触状態のモニタリング,粒子埋設による成形品表面の硬さ向上を試みる.
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研究成果の概要 |
電気自動車,ハイブリット自動車などの電池容器のプレスによる大量生産が急務である.プレスでは成形品の表面拡大率と金型面圧が高く,焼付きの生じやすいしごき加工が問題である.焼付き抑制に塩素系添加油が有効であるが,大きい環境負荷のために代替が必要である.本研究では,塩素系添加油の代替えとなれそうなセラミック微粒子添加しごき加工油を提案するために添加プレス油による潤滑メカニズムの調査,有効な条件を調査した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
微粒子添加油を用いたしごき加工においてガラスダイを用いた焼付き抑制の観察,アルミニウム合金およびステンレス鋼の焼付き限界を調査した.観察より10ミクロンの粒径では平板とガラスの間で粒子が拘束,加工により平板に埋設されて直接接触を妨げているようであり,より小さな粒径では凝集したものの分裂分散も観察された.また,加工条件の調査結果から1ミクロンのSiO2粒子を1vol%添加した油によりA3003では12.8%から17.4%,SUS430では3.7%から9.4%に,炭素粒子では3.7%から6%ほどに向上できた.
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