研究課題/領域番号 |
19K05097
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分26050:材料加工および組織制御関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
松本 良 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (50362645)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 塑性加工 / 鍛造 / トライボロジー / その場観察 / 可視化 / 金型 / 成形加工 / その場直接観察 |
研究開始時の研究の概要 |
次世代成形加工技術の研究・開発において,加工モーションを制御した先進的な塑性加工プロセスが注目されており,従来とは異なる加工現象が発現している.しかしながら,これらの加工現象の発現メカニズムは未解明の点が多く,学術的な解明が求められている. 本研究では,パルス振動モーション付加塑性加工を対象として成形加工中の金型-被加工材界面の変形挙動や潤滑挙動のその場直接観察に取り組む.界面挙動の可視化により加工メカニズムを解明する.
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研究成果の概要 |
振動モーション付加塑性加工を対象に,塑性加工中の金型-被加工材界面の変形挙動および潤滑挙動のその場直接観察・計測に取り組み,以下の成果を得た. (1) ガラスを介して金型内部から金型-被加工材界面の一部をその場直接観察できる装置を設計・製作した.(2) 押出し鍛造中の金型-被加工材界面をその場観察し,撮影画像の輝度値の変化から潤滑油の膜厚変化を推定した.(3) 潤滑油の膜厚変化と被加工材の塑性変形挙動から,振動付加による逐次潤滑現象について,議論・考察した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
次世代塑性加工技術の一つである振動モーション付加塑性加工では,振動付加による加工現象の変化に未解明な点が多い.ガラスを介した金型-被加工材界面のその場観察・計測により,潤滑挙動を可視化したこと,撮影画像の輝度値から逐次潤滑現象を定量的に評価したことは意義がある.また高面圧下で動的な面圧変化やすべりをともなう金型-被加工材界面のその場観察・計測技術は,他の成形加工の界面にも展開可能であり,加工機構の直接的解明に有効な手法となり得る.
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