研究課題/領域番号 |
19K05161
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分27040:バイオ機能応用およびバイオプロセス工学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
三宅 英雄 三重大学, 生物資源学研究科, 准教授 (50362364)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 熱測定 / 微生物 / 増殖 / スマートセル / 培養 / 微生物増殖 |
研究開始時の研究の概要 |
現在、スマートセルを使ったスマートセルインダストリーの市場獲得に向けた取り組みが欧米を中心に進められている。微生物や細胞を用いた物質生産を考えた時、大量に作製されたスマートセルの分析がボトルネックとなっている。特に網羅的に作製されたスマートセルの培養は不可欠であり、大量に作製されたサンプルの生育状況をモニタリングする技術が求められている。本研究では、微生物や細胞の増殖に伴う発熱を指標とし、その発熱量を測定可能な最小のセルを搭載した微生物熱測定装置の開発を行う。さらにスマートセルに求められる大規模な測定にも対応できる微生物増殖測定技術の開発を行う。
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研究成果の概要 |
微生物や動物細胞等を用いた物質生産技術が注目されており,全世界で関連市場が急速に拡大していくと予想されている.しかしながら,微生物や動物細胞を改変したスマートセルによる物質生産において大量に作製されたスマートセルの分析がボトルネックである.特にこれらスマートセルの培養は不可欠であり,個々の増殖過程を同時にモニタリングする技術が求められている.そこで本研究では微生物や細胞の代謝熱を高感度に測定することができる微小熱量測定法を改良することで振とう培養に対応した最小の微生物増殖測定用セルの開発を行った.さらにこれらセルを複数搭載したスマートセルに対応した微生物増殖測定技術を開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ゲノム編集技術などによって様々な優れた機能を有した微生物や細胞(スマートセル)が大量に創出されることが予想される.これらを分析するには培養をする必要があり,大量のサンプルを迅速に測定する技術が求められている.本研究成果は、これら課題を解決できる手法であり,基礎となる基盤技術を確立することに成功した.
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