研究課題/領域番号 |
19K05178
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分27040:バイオ機能応用およびバイオプロセス工学関連
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研究機関 | 公益財団法人かずさDNA研究所 |
研究代表者 |
長谷川 嘉則 公益財団法人かずさDNA研究所, ゲノム事業推進部, グループ長 (30387683)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 抗体医薬 / 迅速スクリーニング / 1細胞1遺伝子1コピー発現 / 遺伝子増幅 / CHO細胞 / ヒト人工染色体 / CHO / 抗体 / スクリーニング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、実際の抗体医薬の大量生産に最も多く使用されているCHO細胞において、迅速な機能的抗体取得方法を確立する事である。かずさDNA研究所の特許技術である新規の部位特異的組換えシステムとヒト人工染色体を活用することによって、CHO細胞において抗体ライブラリーのスクリーニングを行う系を完成させ、さらにスクリーニングしたその細胞を用いて抗体の大量合成まで行う方法を確立する。
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研究成果の概要 |
短期間での機能的な抗体の取得は、タンパク質発現に関する各種遺伝子実験への利用はもとより抗体医薬を使用した治療目的にも求められている。かずさDNA研究所の特許技術である新規の部位特異的組換えシステムを利用した1細胞へ1種類の遺伝子をしかも1コピーだけ効率的に挿入する方法を活用して、CHO細胞において抗体ライブラリーのスクリーニングを行う系を完成させ、スクリーニング後にスクリーニングしたその細胞を用いて抗体の大量合成まで行う方法を確立した。特に抗体医薬に向けて、既存の方法よりも迅速に結合活性の高い抗体を作製する方法を確立できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでは抗体の大量合成にしか用いられてこなかったCHO細胞において、抗体ライブラリーのスクリーニングも行うことにより、既存の方法よりも迅速に結合活性の高い抗体を作製する方法を確立できた。この成果は、特に抗体医薬に向けて有用であり、インフルエンザウイルスやコロナウイルスのように早い対策が望まれるものに対しての活用が期待される。
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