研究課題/領域番号 |
19K05329
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分31010:原子力工学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中村 秀仁 京都大学, 複合原子力科学研究所, 助教 (60443074)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | プラスチック / 光 / 放射線 / 分子運動状態 / 分子構造 / ラマン分光 / 放射線計測 |
研究開始時の研究の概要 |
蛍光剤を添加すること無く荷電粒子で発光する芳香族有機化合物は世界的な話題の一つとなり、その発光メカニズムの解明が待ち望まれている。このような背景の中、本研究は、芳香族有機化合物に外部エネルギー源として微弱な荷電粒子を印加しながら分子振動を直接観測することで、そのダイナミックスから発光をもたらす新たなエネルギー状態の解明に挑むものである。
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研究成果の概要 |
蛍光剤を添加すること無く荷電粒子で発光する芳香族有機化合物は世界的な話題となり、その発光メカニズムの解明が待ち望まれてきた。そのようなの中、本研究は、芳香族有機化合物に荷電粒子を印加しながら分子振動を観測することで、発光をもたらす新たなダイナミックスを見出すことに挑んだ。本研究の成果は、外部エネルギー供給場のプロタイプを各種分光器内に増設するという独自のアプローチで、荷電粒子に対する芳香環有機化合物の蛍光メカニズムの解明に迫ったことにある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昨今の緊迫したウクライナ情勢を巡り、原子力発電所の占拠および核テロへの懸念を踏まえると、原子力や放射線を取り扱う施設での徹底した安全管理が、今後ますます重要になると考えられる。本研究による成果は、それらの安全管理に貢献することは言うまでもなく、医療機関での安全管理や産業廃棄物に混在する放射性物質の検査などに必要とされる各種分析装置の基盤素材を高度化する技術として広範囲で活用されることが期待される。
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