研究課題/領域番号 |
19K05578
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分35010:高分子化学関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
覚知 亮平 群馬大学, 大学院理工学府, 助教 (00743816)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 多成分連結反応 / 高分子反応 / アミノ酸 / 高分子合成 / Petasis反応 |
研究開始時の研究の概要 |
双性α-アミノ酸自身を繰り返し単位とする高分子は、その特徴的な化学構造に由来する材料特性が期待される。しかしながら、その化学合成は困難を極めている。本研究では、芳香族ボロン酸、グリオキシル酸、アミン間のPetasis三成分連結反応(Petasis-3CR)が有用な解決手段となりうると着目した。以上を考慮し、本研究では1) 高分子合成を指向したPetasis-3CRの再設計ならびに2) 改良Petasis-3CRによる新規高分子合成の開拓を行う。
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研究成果の概要 |
本研究では、芳香族ボロン酸、アミン、グリオキシル酸間の3成分反応であるPetasis反応(Petasis-3CR)を最適化し、高分子合成への適用を目指した。Petasis-3CRは、ボロン酸の保護体を用いることで、ボロン酸を用いたポリマーの合成的な制限を回避することが可能になった。この素反応の改良により、Petasis-3CRは高分子合成との親和性が高まり、従来合成が困難であったポリ(α-アミノ酸)を多様性志向的に合成することが可能となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、従来合成が困難であったポリ(α-アミノ酸)を多様性志向的に合成することを可能とした。ポリ(α-アミノ酸)はその化学構造から、例えばアンチファウリング材料や有機触媒といった様々な材料分野への展開が期待される。
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