研究課題/領域番号 |
19K05586
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分35010:高分子化学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
下元 浩晃 愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 講師 (40625597)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | ポリマー / ジアゾカルボニル化合物 / 遷移金属錯体 / 多成分反応 / 生分解性ポリマー / 共役系ポリマー / 多成分重合 / マルチコンポーネントポリマー / 金属カルベノイド / ドミノ反応 |
研究開始時の研究の概要 |
これまでに数多くの重合法が開発され、多様な構造・性質を有するポリマーが合成可能になっているが、今なお既存の手法では合成できない骨格のポリマーや発現できない性質が存在する。本研究では、多様な反応性を有することから有機合成において広く用いられているジアゾカルボニル化合物に注目し、それを鍵モノマーとする新たな多成分縮合重合系の開発を目指す。また、得られる新規なマルチコンポーネントポリマーの物性評価を行い、ポリマー構造と物性の関係について詳細に調査することを目的としている。
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研究成果の概要 |
本研究では、「ジアゾカルボニル化合物を鍵モノマーとする多成分縮合重合系の開発」と題し、ジアゾカルボニル化合物(金属カルベノイド前駆体)の多様な反応性に基づく新規多成分重合系の開発を目指して検討を行った。その結果、既存の高分子合成法では得ることが困難な骨格を有する新規な機能性ポリマーの開発に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高分子合成技術の発展に伴い、優れた機能ないし物性を有する種々の機能性ポリマーあるいは高性能ポリマーが多数開発されてきた。しかし、既存の重合法ではいまだ合成困難な構造の骨格のポリマーが存在する。本研究では、そのような合成面の制限を取り除くべく、新規な高分子合成法の開発を目指して研究を進めた。その結果、いくつかの全く新しい高分子合成法の開発に成功した。今後は、これらの成果をもとに、実際の材料への応用展開の可能性を探っている。
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