研究課題/領域番号 |
19K05617
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分35020:高分子材料関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
飯田 拡基 島根大学, 学術研究院環境システム科学系, 准教授 (30464150)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | フラビン / 超分子 / キラリティ / ゲル / 有機分子触媒 / 酸素酸化 / 酸化還元 / 光触媒 |
研究開始時の研究の概要 |
生体内で多彩な機能を発現しているフラビン含有タンパク質に着想を得て、フラビン環構造を機能中心として組み込んだ超分子集合体や人工高分子を設計・合成し、そのキラル高次構造を制御することにより、フラビン単体では実現不可能な特異な認識能や不斉識別能を持ったセンシング材料や高活性な多成分複合触媒などの従来にない超分子・高分子材料群の開発を目指す。
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研究成果の概要 |
π共役系有機分子であるフラビンに着目し、それらを用いた集積化・配列させた超分子を合成するとともに、フラビンが配列や他分子との相互作用によって特異な触媒能や酸化還元特性などを発現することを見出した。特にキラルなフラビンの自己集合で形成された超分子ゲルがキラルソフトマテリアルとして応用できることを明らかにするとともに、フラビンの触媒能を利用した従来にない環境調和型合成手法の開発にも成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
最も一般的なフラビン化合物であるリボフラビンは、植物油やトウモロコシ由来の材料から発酵法で大量生産されている機能性有機分子であり、それを利用した持続可能な機能性有機材料の開発は学術的にも社会的にも大きな意義を有する。本研究ではフラビン化合物の発現する特性や機能をつまびらかにすることで、それらが潜在的に有している応用の可能性を明らかにすることに成功した。
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