研究課題/領域番号 |
19K05628
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分35030:有機機能材料関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
窪田 裕大 岐阜大学, 工学部, 助教 (50456539)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 近赤外吸収 / 近赤外蛍光 / 近赤外 / 蛍光色素 / ホウ素錯体 / ホウ素錯体化 / 近赤外色素 / ホウ素 / 太陽電池 / 機能性色素 |
研究開始時の研究の概要 |
近赤外蛍光色素は,今後の有機オプトエレクトロニクス(近赤外有機ELなど)や医療(がんの診断や治療など)の発展において極めて重要な材料である。 しかしながら長波長化にともなう消光が,近赤外蛍光色素の開発を困難にしている。 申請者はこれまでに色素のホウ素錯体化するという分子設計により,多くの新規な蛍光色素を開発してきた。 この知見を活かし,本課題は,近赤外吸収色素をホウ素錯体化し,消光を抑制することで,近赤外領域に蛍光を示す新規な有機ホウ素色素の開発を行うものである。
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研究成果の概要 |
新規な蛍光色素として、ピラジンホウ素錯体、ビスピロールスクアリリウム色素、ピロロピロール色素を合成した。ピラジンホウ素錯体において、ホウ素原子上の置換基が嵩高いホウ素原子が固体状態で大きな蛍光量子収率を示した。1,3-型スクアリリウム色素は対応する1,2-型スクアリリウム色素よりも長波長領域に蛍光を示した。非対称ピロロピロール色素はTICT蛍光のため,非常に大きなストークスシフト(230 nm)を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
色素の構造と光学特性との相関がより明らかになったという学術的意義がある。合成した近赤外蛍光色素をNIR発光ダイオードや蛍光プローブに応用することで光無線通信や医療診断の進歩に寄与するという社会的意義がある。
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