研究課題/領域番号 |
19K05776
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38020:応用微生物学関連
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研究機関 | 福井県立大学 |
研究代表者 |
丸山 千登勢 福井県立大学, 生物資源学部, 准教授 (20452120)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 非タンパク性アミノ酸 / 二次代謝産物 / 生合成 / 二次代謝 |
研究開始時の研究の概要 |
非タンパク性アミノ酸(NPAA)は、生体内においてアミノ酸代謝中間体や神経伝達物質として機能するだけでなく、生物組織や天然有機化合物の構成成分として機能しており、産業上重要な化合物の一群である。本研究では、NPAAの生産を得意とする微生物の特殊能力に着目し、その生合成経路と生合成酵素のメカニズムを理解するとともに、「NPAAの微生物生産」および「アミノ酸とNPAAを検出する疾病診断用酵素の開発」につながる成功例を開拓したい。
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研究成果の概要 |
非タンパク性アミノ酸(NPAA)は、生体内においてアミノ酸代謝中間体や神経伝達物質として機能するだけでなく、生物組織や天然有機化合物の構成成分として機能している。NPAAの最大の魅力は、その化学構造と物性に起因するユニークな生理活性であり、ペプチド創薬の分野において、今後さらにNPAAの需要が拡大すると考えられる。そこで我々は、NPAAの新たな探索資源として、微生物が生産するペプチド系二次代謝産物の構造多様性に着目し、3つのNPAAからなるペプチド化合物resormycin(RM)の生合成機構を解明を目的とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の創薬研究では、これまでに解明された生体メカニズムを基に標的分子(タンパク質)に対して作用する医薬品を、合理的に設計する「分子標的治療薬の創成」が試みられている。特にペプチドや抗体などの中分子ペプチド創薬への期待が高まっている。申請者らが提案するNPAAのペプチド・抗体創薬分野への利用は、中分子ペプチドの構造多様性創出に寄与することができ、さらにはプロテアーゼによる分解を阻害するなどの知見からも、新規中分子ペプチド創薬の開発を加速することが期待される。
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