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油脂酵母を用いたオートファジーによる脂肪滴分解機構の解析と油脂高蓄積酵母の作出

研究課題

研究課題/領域番号 19K05801
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分38020:応用微生物学関連
研究機関新潟薬科大学

研究代表者

山崎 晴丈  新潟薬科大学, 応用生命科学部, 准教授 (20456776)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード油脂酵母 / Lipomyces starkeyi / 脂肪滴 / トリアシルグリセロール / オートファジー
研究開始時の研究の概要

細胞はエネルギーを脂肪滴のトリアシルグリセロール(TAG)として蓄積し,必要に応じて分解して利用する。このTAGの分解には,主として細胞質に局在するリパーゼによる経路が機能すると考えられてきた。最近,脂肪滴TAGの分解にオートファジーの経路も関与することが明らかとなりつつあるが,その分子機構はほとんど未解明である。本研究では,脂肪滴オートファジーの検出に適した油脂酵母 Lipomyces starkeyi を用いてオートファジーによる脂肪滴の分解機構を解明する。またその経路を抑制することで,食料・エネルギー産業利用に資するような,TAGをさらに多く蓄積した酵母を作出することができるか検討する。

研究成果の概要

トリアシルグリセロール(TAG)を主成分とする脂肪滴の分解に関してオートファジーが関与している可能性が報告されているが、その詳細な分子機構に関しては不明な点が多い。本件研究では、TAGを高度に蓄積する酵母Lipomyces starkeyiにおいて、TAGの分解に関与するオートファジー関連遺伝子の検討を行った。その結果、マクロオートファジーに関与するAtg1、Atg2の欠失株では野生型株よりも多くのTAGを細胞内に蓄積することから、Atg1、Atg2が脂肪滴の分解に機能すると考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

オートファジーに関する分子レベルの解析は進んでいるが、脂肪滴を標的としたオートファジーの機構の解析は不十分である。本研究は脂肪滴分解の際にどのオートファジー関連遺伝子が脂肪滴の分解に関与するかの統一見解を得ていくのに重要な知見を提供したと考えられる。また本研究は油糧酵母の油脂蓄積性向上による産業利用の促進にも寄与するものである。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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