研究課題/領域番号 |
19K05902
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 北陸大学 |
研究代表者 |
佐藤 安訓 北陸大学, 薬学部, 講師 (40582367)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 表皮 / ビタミンC / エピジェネティクス / 皮膚 / エピゲノム |
研究開始時の研究の概要 |
ビタミンCは抗酸化、コラーゲン重合などの作用に加えて、エピジェネティクスを介して遺伝子発現に関与することがわかってきた。エピジェネティクスとはDNAメチル化に代表される塩基配列の変化を伴わない遺伝子発現制御機構である。ES細胞や癌細胞で研究が進みつつあるが表皮で関与しているか未だわかっていない。そこで、本研究は表皮においてビタミンCがエピジェネティクスを介して遺伝子発現に寄与することを明らかとする。
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研究成果の概要 |
ビタミンCは抗酸化、コラーゲン重合などの作用に加えて遺伝子発現調節に関与することがわかってきた。しかしビタミンCの遺伝子発現に関する知見は正常組織ではよく分かっていない。そこで我々はヒト表皮を模倣したヒト培養表皮にビタミンCを投与することで遺伝子発現が大きく変化することを明らかにした。すなわち、ビタミンCは正常組織においても遺伝子発現調節という新たな作用を持つことが強く示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで抗酸化作用やコラーゲン重合などが大きく注目されていたビタミンCについて、遺伝子発現調節という新たな生理作用を有することが強く示唆された。本研究成果を表皮再生医療や皮膚科学の進展に寄与し、国民の栄養素に対する意識改善につながることが強く期待される。
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