研究課題/領域番号 |
19K05990
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39020:作物生産科学関連
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研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
新田 洋司 福島大学, 食農学類, 教授 (60228252)
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研究分担者 |
渡邊 芳倫 福島大学, 食農学類, 准教授 (30548855)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 福島 / 水稲 / 米 / 炊飯米 / 電子顕微鏡 / 品質 / 食味 / 貯蔵物質 |
研究開始時の研究の概要 |
福島県は「米どころ」といわれているが、地域により品質・食味に「ばらつき」がある。本研究では「ばらつき」のある米の品質と食味の要因を土壌環境や栽培方法により明確化し、高度平準化の栽培改善方法を明らかにする。 また、除染水田の玄米で、デンプンやタンパク質、脂質等の貯蔵物質の蓄積構造を作物形態学的解析手法で明らかにする。そして、もし異常構造がある場合には原因を明示する。一方、異常構造がない場合には、そのエビデンスを福島県や地域社会、国内・外に広く披瀝し、風評被害を克服し、米どころ福島の復権の一助とする。
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研究成果の概要 |
福島県内地域の農家水田産米を対象とし、作物学的・栽培学的評価を加え貯蔵物質の蓄積構造を解明した。 同一品種では、精米のアミロース・タンパク質含有率は、同一地域内、地域間および同一地域内の水田間で差異が認められたが、栽培方法の差異が最大であった。炊飯米の微細構造は、表面および表層では同一品種で地域による顕著な差異は認められず、水田や米粒間での違い大きいこと、中間部分および中心部分における糊化デンプンの展開程度が水田や米粒間での違いに加えて会津地域産米で大きい傾向が認められた。 なお、除染水田で生産された米では放射線量等による影響は認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
品質がばらつくと指摘される福島県地域産の米は、品種の違いや気象・環境条件が異なる地域間差異に加えて、施肥・水管理等の栽培方法による差異が大きいことが明らかとなった。すなわち、栽培制御により品質や食味の高位安定化が図られる可能性が明示された。加えて、品質・食味の高位安定化をはかるためには、地域において適切な品種を選定し、オーダーメイド的な栽培制御技術の必要性が考えられた。したがって、社会的にきびしい状況に置かれている福島県産米の品質・食味の高位安定化による改善の端緒が示された。
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